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AM5マザーボードを選ぶ際は、チップセットの違いだけでなく使用するCPUとの互換性やDDR5メモリーへの対応・M.2 SSDやPCIeスロットなどの拡張性・Wi-FiやUSBなど必要な機能も確認することが大切です。
AM5にはB650・B650E・B850・X670・X670E・X870・X870Eなどさまざまなチップセットがありそれぞれ機能や拡張性・価格帯が異なります。
そのため、初めて自作PCを組む場合は、どのチップセットを選べばよいのか迷うこともあります。
この記事では、普段使いや仕事用・ゲーミングPC用・動画編集/クリエイティブ用・ハイエンド自作PC用などのおすすめモデルも紹介します
さらに、AM5対応マザーボードのチップセットごとの特徴や違いなどを比較しながら初心者にも分かりやすく選び方まで紹介しています。
AM5マザーボードおすすめ4選
AM5マザーボードは、チップセットだけでなく、価格や用途・必要な拡張性などを考えて選ぶことが大切です。
高価な上位モデルを選べばよいわけではなく自作PCの用途に必要な機能を備えたモデルを選ぶことで予算をCPUやGPUなどにもバランスよく配分できます。
ここでは、AM5マザーボードの中から普段使いや仕事用・ゲーミングPC用・動画編集やクリエイティブ用・ハイエンド自作PC用のおすすめモデルを4選紹介します。
普段使いや仕事用を選ぶ
普段使いや仕事用の自作PCでは、必要な性能を確保しながらCPUやマザーボードにかかる予算とのバランスを考えることが大切です。
ここでは、価格と性能のバランスを重視し普段の作業や仕事で使いやすいCPUとマザーボードを組み合わせて紹介します。
コスパを重視した普段使い・仕事向けのCPUとマザーボード
おすすめCPU:
AMD Ryzen 5 7600は、6コア12スレッドを備えたAM5対応CPUです。
Web閲覧やOffice系の作業、動画視聴など普段使いから仕事まで幅広い用途に対応しやすいモデルです。
AM5プラットフォームに対応しているため今回紹介しているMSI PRO B850-P WIFI ATXとも組み合わせやすく必要十分な処理性能を確保しながら自作PCを組みたい人に向いています。
おすすめマザーボード:
MSI PRO B850-P WIFI ATXは、AMD B850チップセットを搭載したAM5対応のマザーボードです。
Ryzen 9000・8000・7000シリーズに対応しDDR5メモリーを使用して自作PCを構築できます。
M.2 NVMe SSDにも対応しているため、高速なストレージ環境を構築しやすい点も特徴です。
普段使いや仕事用として必要な機能を確保しながらAM5環境で自作PCを組みたい人に適しています
ゲーミングPC用を選ぶ
ゲーミングPCでは、CPUだけでなくGPUの性能もゲームの画質やフレームレートに大きく関係します。
そのため、CPUとGPUの性能バランスを考えたうえで対応するマザーボードを選ぶことが大切です。
ここでは、ゲームを高画質で楽しみたい人に向けて、CPU・GPU・マザーボードを組み合わせて紹介します。
ゲーミングPCにおすすめのCPU・GPU・マザーボード
おすすめCPU:
AMD Ryzen 7 7700は、8コア16スレッドを備えたAM5対応CPUです。
ゲーミングPCだけでなくゲームをしながらの配信や動画編集など複数の処理を行う用途にも対応しやすいモデルです。
ゲーミングPCのCPUとして十分な処理性能を確保しながらAM5プラットフォームで構成を組みたい場合に適しています。
おすすめGPU:
MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OCは、NVIDIAのBlackwellアーキテクチャを採用したGeForce RTX 5070搭載グラフィックボードです。
12GBのGDDR7メモリーを搭載し高画質なゲームやクリエイティブ用途にも活用しやすいモデルです。
DLSS 4やレイトレーシングにも対応しているため対応ゲームでは高い画質と滑らかな映像を両立しやすくゲーミングPCのGPUとして性能を重視したい人に適しています。
おすすめマザーボード:
MSI MAG B850 TOMAHAWK MAX WIFIは、AMD B850チップセットを搭載したAM5対応のATXマザーボードです。
Ryzen 7000・8000・9000シリーズに対応しDDR5メモリーを使用できます。
Ryzen 7 7700とGeForce RTX 5070を組み合わせたゲーミングPCにも使いやすく拡張性を確保しながら高性能なAM5環境を構築したい人に適しています。
動画編集やクリエイティブ用を選ぶ
動画編集や画像編集などのクリエイティブ用途では、ゲームだけでなく・動画のエンコードや編集作業などでCPUの処理性能が重要になります。
また、複数のストレージや周辺機器を接続する場合は、マザーボードの拡張性も確認しておきたいポイントです。
ここでは、CPUの処理性能とマザーボードの拡張性を重視した構成を紹介します。
動画編集・クリエイティブ用途におすすめのCPUとマザーボード
おすすめCPU:
AMD Ryzen 9 9900Xは、12コア24スレッドを備えたAM5対応CPUです。
動画編集や画像編集・エンコードなど、CPUに負荷がかかるクリエイティブ用途で性能を発揮しやすいモデルです。
高い処理性能を必要とする作業を中心に自作PCを使用したい場合に適しておりクリエイティブ用途向けの高性能なAM5環境を構築したい人におすすめです。
おすすめマザーボード:
ASUS ProArt X870E-CREATOR WIFIは、AMD X870Eチップセットを搭載したAM5対応のATXマザーボードです。
クリエイティブ用途を意識した設計でCPUやストレージ・各種周辺機器を活用した高性能な自作PCを構築したい場合に適しています。
Ryzen 9 9900Xのような高性能CPUと組み合わせることで動画編集や画像編集などの作業を重視したAM5環境を構築しやすくなります。
ハイエンド自作PC用を選ぶ
ハイエンド自作PCでは、CPUの処理性能だけでなく・マザーボードの拡張性や電源回路・ストレージメモリーなどを含めた全体のバランスが重要です。
特に高性能なRyzen 9シリーズを使用する場合は、CPUの性能を活かせるマザーボードを選び将来的なパーツ追加にも対応できる構成を考えておくとよいでしょう。
ハイエンド自作PCにおすすめのCPUとマザーボード
おすすめCPU:
AMD Ryzen 9 9950X3Dは、Ryzen 9シリーズの高性能モデルでゲーミング性能と高いマルチコア性能の両方を重視したい人に向いています。
高性能なグラフィックボードと組み合わせたゲーミングPCはもちろんゲーム以外の負荷の高い作業にも対応しやすいため性能を重視したハイエンド自作PCを組みたい場合に適しています。
おすすめマザーボード:
ASUS ROG STRIX X870E-A GAMING WIFI7Iは、AMD X870Eチップセットを搭載したAM5対応のハイエンド向けマザーボードです。
高性能なRyzen 9シリーズを使用した自作PCとの組み合わせを考えやすく拡張性や各種機能を重視した構成に向いています。
高性能CPUやグラフィックボード・複数のストレージなどを組み合わせて長く使えるハイエンド自作PCを構築したい人に適したマザーボードです。
AM5マザーボードを選ぶポイント
AM5マザーボードを選ぶときは、価格だけで決めるのではなくチップセットの違いやCPU・メモリとの互換性・必要な拡張性などを確認することが大切です。
さらに、ゲーミングPCや仕事用PCなどの用途によって必要な機能も変わります。
ここでは、AM5マザーボードを選ぶときに確認しておきたいポイントを紹介します。
AM5マザーボードのチップセットの違いを確認する
AM5マザーボードには、B650・B650E・B850・X670・X670E・X870・X870Eなど複数のチップセットがあります。
それぞれ対応する機能や拡張性などに違いがあるためまずは各チップセットの特徴を確認しましょう。
例えば、一般的な自作PCでは7000シリーズが選択肢になりやすく、より多くの拡張機能や高い機能性を求める場合は9000シリーズが候補になります。
ただし、上位チップセットだからといってすべてのユーザーに必要とは限りません。
自分に必要な機能を把握したうえでチップセットを選ぶことが予算を抑えながら使いやすいAM5マザーボードを選ぶポイントです。
各チップセットの詳しい違いについては、後述の「AM5チップセットを比較」で詳しく解説します。
CPUやメモリとの互換性を確認する
AM5マザーボードを選ぶ際は、使用するCPUやメモリに対応しているかを確認することも重要です。
AM5はAMD Ryzen向けのCPUソケットですがCPU世代によって対応状況や必要なBIOSのバージョンなどが異なる場合があります。
また、AM5プラットフォームではDDR5メモリを使用するためメモリの規格や容量・対応速度なども確認しておきましょう。
購入するマザーボードだけでなく、CPU・メモリを含めた構成全体で互換性を確認することが大切です。
特に初めて自作PCを組む場合は「AM5だから大丈夫」と考えるのではなく購入するCPUとマザーボードの対応状況をメーカーの製品情報で確認してから選ぶと安心です。
必要な拡張性や機能から選ぶ
マザーボードは、チップセットだけでなく搭載されているスロットや端子・ネットワーク機能なども確認しましょう。
例えば、M.2スロットが複数必要なのか・PCIeスロットにどのような拡張カードを搭載するのか・Wi-FiやBluetoothを利用するのかによって適したマザーボードは変わります。
USB端子の種類や数・LANの仕様なども普段の使い方に合わせて確認しておきたいポイントです。
将来的にSSDや拡張カードなどを追加する予定があるなら現在必要な機能だけでなくある程度の拡張性を確保しておくとPCを長く使いやすくなります。
用途と予算のバランスを考えて選ぶ
AM5マザーボードは、価格が高いモデルほど多くの機能や拡張性を備えている傾向がありますが高価なモデルを選べば必ずしも満足度が高くなるとは限りません。
ゲーミングPCならCPUやGPUに予算を優先して必要な機能を備えたマザーボードを選ぶ方法があります。
一方、ストレージを複数搭載したい場合や将来的にパーツを追加したい場合は、拡張性を重視して選ぶことも重要です。
「どのCPUを使うか」「どのようなPCを作るか」「どこまで拡張する予定があるか」を先に決め、その条件に合ったチップセットとマザーボードを選ぶことで不要な機能に予算を使いすぎることを防げます
AM5チップセットを比較
AM5マザーボードを選ぶときは、搭載されているチップセットの違いを確認することが重要です。
AM5にはB650・B650E・B850・X670・X670E・X870・X870EなどがありPCIeの対応状況や拡張性、搭載されるインターフェースなどに違いがあります。
基本的には、コストを抑えて自作PCを組みたいなら7000(Zen4)シリーズ、より高い拡張性や機能を求めるなら9000(Zen5)シリーズが候補になります。
ただし、同じシリーズでも末尾に「E」の有無や世代によって対応する機能が異なるためチップセットの名称だけで判断するのは避けましょう。
ここでは、それぞれのチップセットの特徴を比較しながらどのような自作PCに向いているのかを分かりやすく解説します。
B650・B650Eの特徴
B650とB650Eは、AM5対応の自作PCで幅広く採用されてきたチップセットです。
価格と機能のバランスを重視したい場合に選びやすくRyzen 7000シリーズ以降のAM5対応CPUを使った自作PCのマザーボードとして有力な選択肢になります。
B650は、一般的なゲーミングPCや普段使いの自作PCに必要な機能を確保しながら上位の8000シリーズより予算を抑えやすいのが特徴です。
製品によってPCIe 5.0対応のM.2スロットなど搭載機能に違いがあるため購入時は個別の仕様を確認しましょう。
一方、B650Eは「E」が付くモデルで、PCIe 5.0への対応範囲がB650より広くグラフィックカード用のPCIeスロットなどでもPCIe 5.0を利用できる構成が基本です。
現在の用途でPCIe 5.0を必要としないのであればB650でも十分なケースが多く将来的な拡張性を重視する場合はB650Eも候補になります。
B850の特徴
B850は、AM5プラットフォーム向けの8000シリーズに属するチップセットです。
B650の後継世代にあたり比較的バランスの取れた価格帯と機能を求めるユーザーに向いています。
B850ではPCIe 5.0対応のNVMe SSDを利用できる構成が基本となっており最新世代のストレージを活用したい場合にも対応しやすくなっています。
また、対応するCPUやマザーボードによってはUSBやネットワークなどの機能も充実しています。
ただし、B850というチップセット名だけで搭載機能がすべて決まるわけではありません。
同じB850でも製品によってM.2スロットの数・USB端子・Wi-Fi・LAN・電源回路などに違いがあります。
そのため、「B850だからこの機能が必ず付いている」と考えるのではなく最終的にはマザーボードごとの仕様を確認することが大切です。
X670・X670Eの特徴
X670とX670Eは、AM5の上位チップセットとして登場したモデルです。
7000シリーズよりも拡張性を重視したマザーボードを選びたい場合に候補になります。
X670は、複数のストレージや拡張カードなどを搭載したいユーザー向けの選択肢です。
X670EはさらにPCIe 5.0への対応範囲が広く、グラフィックカード用スロットとNVMe SSDの両方でPCIe 5.0を利用できる構成が基本となっています。
ただし、現在の自作PCではPCIe 5.0を必ずしも必要としないケースもあります。
特にゲーミングPCでは、マザーボードのチップセットを上位にするよりCPUやGPUなどに予算を配分した方が構成全体を考えやすい場合があります。
そのため、X670・X670Eは「高性能だから選ぶ」のではなく、複数のストレージや拡張カードなど自分に必要な拡張性があるかを確認して選ぶことが重要です。
X870・X870Eの特徴
X870とX870Eは、AM5向け8000シリーズの上位チップセットです。
最新世代のAM5マザーボードで高い拡張性やインターフェースを重視したい場合に候補になります。
X870シリーズではUSB4への対応が強化されており対応機器を利用するユーザーにとってメリットがあります。
また、PCIe 5.0対応など、次世代のストレージや拡張機器を利用しやすい構成になっています。
X870とX870Eでは拡張性に違いがあるため複数のPCIeスロットやM.2 SSDなどを利用する予定がある場合は、X870Eも検討するとよいでしょう。
一方で、X870・X870Eはすべての自作PCに必要なわけではありません。
ゲーミングPCや一般的な用途であれば、B650やB850などでも必要な機能を十分に確保できる場合があります。
最新機能や拡張性をどこまで必要とするのかを考えてから選ぶことがAM5マザーボードの予算を無駄にしないポイントです。
AM5チップセット比較表
AM5対応マザーボードのチップセットには、それぞれ特徴があります。
大まかに比較すると、Zen4シリーズは価格と機能のバランスを重視したモデル、Zen5シリーズは拡張性や高機能な構成を重視したモデルと考えると分かりやすいでしょう。
| チップセット | グレード | PCIe 5.0 | 特徴 |
| B650 | ミドルレンジ | 一部対応 | 価格と機能のバランスを重視 |
| B650E | ミドル~上位 | より広く対応 | PCIe 5.0の拡張性を重視 |
| B850 | ミドルレンジ | 対応 | 新世代の機能と価格のバランスを重視 |
| X670 | 上位 | 一部対応 | 高い拡張性と多くの接続機能 |
| X670E | 上位 | より広く対応 | PCIe 5.0と高い拡張性を重視 |
| X870 | 上位 | 対応 | USB4など最新機能を重視 |
| X870E | 最上位クラス | 対応 | より高い拡張性と最新機能を重視 |
AM5マザーボードを用途別に選ぶ
AM5マザーボードは、用途によって必要となる機能や拡張性が異なります。
普段使いや仕事用なら必要十分な機能を重視しゲーミングPCならCPUやGPUとのバランス・動画編集ならメモリやストレージの拡張性・高性能な自作PCなら接続性や電源回路などを確認すると選びやすくなります。
チップセットのグレードだけで決めるのではなく実際にどのようなPCを作るのかを先に考えてからマザーボードを選ぶことが大切です。
普段使いや仕事用に選ぶ
Webサイトの閲覧やOfficeソフト・メール・動画視聴などを中心に使うPCならマザーボードに過剰な機能を求める必要はありません。
CPUやメモリ・SSDなどに必要な予算を確保しながら基本的な機能が揃ったモデルを選ぶとよいでしょう。
確認しておきたいのは、メモリスロットの数・M.2スロット・USB端子・LANなどの基本的な拡張性です。
無線LANを使う場合は、Wi-FiやBluetoothに対応しているかも確認しましょう。
普段使いや仕事用の自作PCでは、必要な機能を見極めてマザーボードに予算をかけすぎないことがポイントです。
ゲーミングPC用に選ぶ
ゲーミングPCでは、マザーボード単体の性能だけでなくCPUやGPUとのバランスを考えて選ぶことが重要です。
特にゲームを目的とする場合は、マザーボードを高価なモデルにするよりGPUなどの主要パーツに予算を配分する方法もあります。
また、M.2スロットの数やPCIeスロット・USB端子・LAN・Wi-Fiなどゲーム環境で必要になる機能も確認しておきましょう。
高性能なCPUを使用する場合は、電源回路や冷却に配慮した設計になっているかもチェックしておくと安心です。
使用するCPUとGPUを先に決めその性能を活かせるマザーボードを選ぶと予算と性能のバランスを取りやすくなります。
動画編集やクリエイティブ用途に選ぶ
画編集や画像編集などのクリエイティブ用途では、ゲーム用途以上にメモリやストレージの容量を必要とする場合があります。
そのため、マザーボードを選ぶ際は、M.2スロットやメモリスロットなどの拡張性を確認しておきましょう。
特に動画データを大量に保存する場合は、複数のSSDを搭載できるか将来的にストレージを追加できるかが重要です。
また、大容量メモリを搭載する予定があるなら対応するメモリ容量やスロット構成も確認しておきたいポイントです。
外付けSSDや高速な周辺機器を使用する場合は、USB端子の種類や数もチェックしておくとよいでしょう。
現在の構成だけでなく今後ストレージやメモリを増設する可能性まで考えて選ぶことが大切です。
| 用途 | おすすめモデル | 狙い |
| 普段使い・仕事 | MSI PRO B850-P WIFI ATX | 必要十分な機能と価格のバランス |
| ゲーミング | MSI MAG B850 TOMAHAWK MAX WIFI | ゲーム用CPU・GPUと組み合わせやすい構成 |
| 動画編集・クリエイティブ | ASUS ProArt X870E-CREATOR WIFI | メモリ・M.2・拡張性を重視しやすい |
| 高性能PC | ASUS ROG STRIX X870E-A GAMING WIFI7 | X870クラスの高機能モデル |
AM5マザーボードを予算別に選ぶ
AM5マザーボードは、同じチップセットでも製品によって価格や搭載されている機能が異なります。
そのため、予算だけで選ぶのではなく自作PCの用途や使用するCPU、必要な拡張性を考えて選ぶことが大切です。
価格を抑えたモデルでもゲーミングPCや普段使いに必要な機能を備えている製品はあります。
一方で、複数のSSDや拡張カードを搭載したい場合は予算を増やして拡張性の高いモデルを選ぶ必要があります。
ここでは、AM5マザーボードをおおまかな予算帯に分けてどのような選び方ができるのかを紹介します。
価格を抑えて自作PCを組みたい場合
できるだけ自作PCの予算を抑えたい場合は、マザーボードに必要以上の予算をかけずCPUやGPUなど性能に直結するパーツへ予算を配分する方法があります。
普段使いや一般的なゲーミングPCであれば必要なメモリスロットやM.2スロット・USB端子などを確認し必要十分な機能を備えたモデルを選ぶとよいでしょう。
ただし、安さだけを基準にすると将来的にSSDやメモリを増設したくなったときにスロットが不足する場合があります。
現在必要な機能に加えて今後追加する可能性があるパーツまで考えて選ぶことが大切です。
2万円台で選ぶ場合
2万円台のAM5マザーボードでは、価格と機能のバランスを考えながら選ぶことが重要です。
一般的なゲーミングPCや普段使いの自作PCであればこの価格帯でも必要な機能を備えたモデルを見つけられる場合があります。
選ぶ際は、チップセットだけでなく、M.2スロットの数・メモリスロット・USB端子・LAN・Wi-Fiの有無などを確認しましょう。
特にWi-Fiを利用する場合は、無線機能を搭載したモデルかどうかをチェックする必要があります。
また、同じ価格帯でもメーカーや製品によって搭載機能は異なります。
「2万円台だからこの機能がある」と決めつけず製品ごとの仕様を比較することが失敗を防ぐポイントです。
3万円台で選ぶ場合
3万円台になると2万円台のモデルと比較して拡張性や冷却・ネットワーク・USBなどの機能が充実した製品も選択肢に入りやすくなります。
複数のM.2 SSDを搭載したい場合や高性能なCPUを使用する場合などはこうした機能面を確認して選ぶとよいでしょう。
また、Wi-Fiや高速LAN、USB4など特定の機能を必要としている場合は、その機能が搭載されているかを確認することが大切です。
ただし、3万円台だから必ずしも自分のPCに必要な機能がすべて揃っているとは限りません。
価格ではなく、実際に使用する機能と拡張性を基準に比較することが重要です。
高機能なマザーボードを選ぶ場合
より高い拡張性や最新のインターフェースを求める場合は、上位クラスのAM5マザーボードも候補になります。
X670EやX870・X870Eなどを搭載したモデルには、複数のストレージや拡張カード・高速なUSBなどに対応した製品があります。
高性能なCPUを使用した自作PCや複数のSSDを搭載するPC・将来的な拡張性を重視するPCでは、こうした高機能モデルが選択肢になります。
一方で、高機能なマザーボードほど価格も上がりやすいため、すべてのユーザーに必要というわけではありません。
「高いマザーボードを選ぶ」のではなく、「必要な機能があるから選ぶ」という考え方が重要です。
CPUやGPUなどに大きな予算を配分する自作PCでは、マザーボードにかける金額とのバランスも考えながら自分の用途に合ったモデルを選びましょう。
AM5マザーボード選びで確認したいポイント
AM5マザーボードを選ぶときは、チップセットや価格だけでなくCPUとの互換性やメモリ・ストレージ・拡張スロット・USBなどの機能も確認する必要があります。
同じAM5対応マザーボードでも製品によって搭載されているスロットや端子・ネットワーク機能・サイズなどは異なります。
購入してから「必要なパーツを取り付けられない」「欲しかった機能が付いていない」とならないよう自分が作りたいPCの構成に合っているかを事前に確認しておきましょう。
CPUとの対応を確認する
AM5マザーボードを選ぶ際は、使用する
AM5という同じプラットフォームでもCPUの世代やマザーボードのBIOSバージョンなどによって対応状況が異なる場合があります。
特に新しいCPUを古い世代のマザーボードで使用する場合は、対応BIOSが必要になることがあります。
購入前にマザーボードメーカーの公式サイトで使用するCPUが対応リストに含まれているか確認しておくと安心です。
また、CPUの性能に対してマザーボードの電源回路や冷却設計が適しているかも確認しておきましょう。
「AM5対応」というだけで決めず使用するCPUまで含めて選ぶことが大切です。
DDR5メモリの対応を確認する
AM5プラットフォームではDDR5メモリを使用するためマザーボードが対応しているメモリの仕様を確認しておきましょう。
チェックしたいのは、対応容量やメモリスロットの数・対応速度などです。
将来的にメモリを増設する予定がある場合は、空きスロットを確保できるかどうかも確認しておくとよいでしょう。
また、DDR5メモリは製品によって対応する速度や容量が異なるため購入するメモリがマザーボードの仕様に適しているかを確認することも重要です。
現在必要な容量だけでなく将来的な増設まで考えてメモリスロットを選ぶことが長く使いやすい自作PCにつながります。
M.2スロットやPCIeスロットを確認する
SSDを複数搭載したい場合やグラフィックボード以外の拡張カードを使用する場合は、M.2スロットやPCIeスロットの構成を確認しましょう。
M.2スロットが1基しかないマザーボードでは、将来的にNVMe SSDを追加したくなったときに選択肢が限られます。
複数のSSDを搭載する予定があるならM.2スロットの数だけでなく対応するPCIe規格や接続方法も確認しておくことが大切です。
PCIeスロットについてもグラフィックボード以外にキャプチャーボードや拡張カードなどを搭載する予定がある場合は、スロットの数や位置を確認しておきましょう。
USBやWi-Fiなど必要な機能を確認する
マザーボードには、製品によってUSB端子やネットワーク機能などに違いがあります。
特に外付けSSDやUSB機器を多く使用する場合は、背面・フロント用のUSB端子の種類や数を確認しておきましょう。
Wi-FiやBluetoothを利用する場合は、無線機能を搭載したモデルを選ぶ必要があります。
有線LANを使用する場合も対応する通信速度を確認しておくとよいでしょう。
また、高速な外付けストレージなどを利用する場合は、USB4など必要な規格に対応しているかも確認してください。
「AM5マザーボードならどれでも同じ」と考えず、自分が普段使う周辺機器に必要な端子や通信機能があるかを確認することがポイントです。
電源回路や冷却性能を確認する
高性能なRyzen CPUを搭載する場合は、マザーボードの電源回路やVRM周辺の冷却設計も確認しておきたいポイントです。
特に高性能CPUを長時間使用する予定がある場合は、VRMヒートシンクなどが適切に配置されているかマザーボードメーカーが公開している仕様を確認するとよいでしょう。
ただし、すべてのユーザーが最上位クラスの電源回路を必要とするわけではありません。
使用するCPUに対して十分な仕様を備えているかを確認し必要以上に高価なモデルを選ばないことも大切です。
PCケースとのサイズを確認する
最後に確認したいのがマザーボードとPCケースのサイズです。
AM5マザーボードにはATXやMicro-ATX・Mini-ITXなどのフォームファクターがありPCケースによって対応できるサイズが異なります。
マザーボードを購入する前に、使用するPCケースがそのサイズに対応しているかを確認しておきましょう。
また、サイズだけでなくグラフィックボードやCPUクーラー・電源ユニットなどの取り付けスペースも確認する必要があります。
マザーボード単体で選ぶのではなくPCケースを含めたパーツ全体の互換性を確認することが自作PCの組み立てで起こるトラブルを防ぐポイントです。
AM5マザーボード選びでよくある失敗
AM5マザーボードは、チップセットや価格だけを見て選ぶと購入後に「必要な機能が足りなかった」「そこまで高機能なモデルは必要なかった」と感じることがあります。
特に初心者の場合は、CPUやメモリ・SSD・PCケースなど他のパーツとの互換性まで確認することが大切です。
ここでは、AM5マザーボードを選ぶときによくある失敗を紹介します。
チップセットだけでマザーボードを決めてしまう
「B850だから高機能」「X870だから性能が高い」といったようにチップセットの名称だけでマザーボードを選ぶのは避けましょう。
同じチップセットを搭載していても製品によってM.2スロットの数・USB端子・Wi-Fi・LAN・電源回路などの仕様は異なります。
そのため、チップセットを確認したうえで実際の製品仕様までチェックすることが重要です。
自分が必要とする機能が搭載されているかを確認してから選びましょう。
必要のない高機能モデルを選んでしまう
高価なAM5マザーボードには、豊富なM.2スロットや高速なUSB・強化された電源回路など多くの機能を備えたモデルがあります。
しかし、普段使いや一般的なゲーミングPCでこれらの機能をすべて使うとは限りません。
マザーボードに予算をかけすぎるとCPUやGPU・SSDなど他のパーツに使える予算が少なくなります。
必要な機能を整理したうえで、自分の用途に合った価格帯のモデルを選ぶことが大切です。
メモリやストレージの拡張性を確認していない
購入時の構成だけを考えてマザーボードを選ぶと後からメモリやSSDを増設したくなったときに困る場合があります。
例えば、M.2スロットが少ないモデルでは、NVMe SSDを追加する際に選択肢が限られることがあります。
また、メモリスロットの数も将来的な容量アップを考えるなら確認しておきたいポイントです。
現在必要な容量だけでなく今後メモリやストレージを増設する予定があるかも考えて選びましょう。
PCケースとのサイズを確認していない
AM5マザーボードにはATX・Micro-ATX・Mini-ITXなどのサイズがありすべてのPCケースに取り付けられるわけではありません。
マザーボードを先に購入してしまうと予定していたPCケースに対応していなかったというトラブルにつながる可能性があります。
また、マザーボードのサイズだけでなくグラフィックボードやCPUクーラー・電源ユニットなどの取り付けスペースも確認が必要です。
購入前に各パーツの対応サイズを確認しておきましょう。
CPUやGPUとの予算バランスを考えていない
AM5マザーボードに予算をかけすぎてCPUやGPUなどの主要パーツの予算が不足してしまうのもよくある失敗の一つです。
特にゲーミングPCでは、マザーボードのグレードだけでゲーム性能が大きく決まるわけではありません。
使用するCPUやGPUに必要な性能を確保したうえでマザーボードには必要な機能を備えたモデルを選ぶことが重要です。
「高いマザーボードを選ぶ」ことを目的にするのではなくPC全体の予算配分を考えながら選びましょう。
AM5マザーボードを選んだら自作PCの構成も確認しよう
AM5マザーボードを選んだら、次はCPUやGPU・メモリー・SSD・電源ユニットなどを含めた自作PC全体の構成を確認しましょう。
マザーボードだけを基準にパーツを選ぶのではなく用途や予算に合わせて各パーツの性能と価格のバランスを考えることが大切です。
おすすめの自作PC構成はこちら
AM5マザーボードを使った自作PCを作る場合は、マザーボード単体ではなくCPUやGPUなどを含めた構成全体から考えるとパーツを選びやすくなります。
予算や用途によって適したCPUやGPU・メモリー容量などは変わるためこれから自作PCを組む方は、実際の構成例を参考にするとイメージしやすくなります。
当サイトでは、初心者向けに予算別・用途別の自作PC構成を紹介しています。
AM5マザーボード選びとあわせて実際にどのようなパーツ構成でPCを組めばよいのか確認してみてください。
CPU・GPU・メモリなど全体のバランスも確認する
自作PCでは、マザーボードだけを高性能なモデルにしてもPC全体の性能が決まるわけではありません。
CPUやGPU・メモリー・SSD・電源ユニットなどそれぞれのパーツを用途と予算に合わせて組み合わせることが重要です。
例えばゲーミングPCならGPUに十分な予算を配分し動画編集ならメモリー容量やストレージの拡張性も考える必要があります。
また、高性能なCPUやGPUを搭載する場合は、電源容量やCPUクーラーなども含めて確認しましょう。
AM5マザーボードを選んだ後は、使用するCPUやメモリー・SSDなどとの互換性を確認しながら自作PC全体のバランスを整えていくことが大切です。
AM5マザーボードでよくある質問(FAQ)
AM5マザーボードを選ぶ際は、チップセットの違いやCPUとの互換性・将来的な拡張性などについて疑問を持つ方も多いでしょう。
ここでは、AM5マザーボード選びでよくある質問にお答えします。
Q1. AM5マザーボードはどれがいいですか?
AM5マザーボードは、使用するCPUや用途・予算によって適したモデルが異なります。
一般的なゲーミングPCや普段使いの自作PCであれば、B650やB850などのミドルレンジモデルが候補になります。
一方、複数のSSDや拡張カードを搭載したい場合は、X670EやX870・X870Eなどの拡張性に優れたモデルも選択肢になります。
チップセットのグレードだけで決めず、必要なM.2スロットやUSB端子・Wi-Fi・LANなどの機能を確認して選びましょう。
Q2. B650とB650Eの違いは何ですか?
B650とB650Eの主な違いは、PCIe 5.0への対応範囲です。
B650は、製品によってPCIe 5.0対応のM.2スロットなどを搭載していますが、PCIeスロットの対応状況はモデルごとに異なります。
一方、B650Eは、グラフィックボード用のPCIeスロットなどを含めより広い範囲でPCIe 5.0に対応する構成が基本です。
現在のPCでPCIe 5.0を必要としない場合はB650でも十分なケースが多く将来的な拡張性を重視する場合はB650Eが候補になります。
Q3. B850とB650はどちらを選べばいいですか?
B850とB650は、どちらもAM5対応の自作PCで利用できるミドルレンジ向けのチップセットです。
B850は新しい世代のチップセットでPCIe 5.0対応のNVMe SSDを利用できる構成が基本となっています。
一方、B650は対応製品の種類が多く価格や搭載機能を比較しながら選びやすい点が特徴です。
どちらを選ぶかは、使用するCPU・必要な機能・マザーボードの価格などによって決まります。
チップセット名だけでなく、M.2スロットやUSB・Wi-Fiなどの仕様を比較して選びましょう。
Q4. X670Eは必要ですか?
X670Eは、PCIe 5.0への対応範囲や拡張性を重視したい場合に適したチップセットです。
複数のNVMe SSDや拡張カードを搭載したい場合、将来的に多くのパーツを追加する予定がある場合などに候補になります。
ただし、一般的なゲーミングPCや普段使いの自作PCでは、X670Eの機能をすべて使うとは限りません。
必要な拡張性やインターフェースがあるかを確認しB650やB850などと比較して選ぶことが大切です。
Q5. 初心者でもAM5マザーボードは扱えますか?
初心者でも、対応するパーツを選び・説明書を確認しながら作業すればAM5マザーボードを使った自作PCを組み立てることは可能です。
ただし、CPUの取り付けやメモリーの装着・電源ケーブルの接続などは無理な力をかけずに慎重に作業する必要があります。
また、CPUとマザーボードの対応状況やBIOSバージョン、メモリーの規格なども事前に確認しておきましょう。
初めて組み立てる場合は、マザーボードの説明書やメーカーの公式情報を参考にすると安心です。
Q6. 将来性を考えるならどのチップセットがいいですか?
将来性を重視する場合は、今後追加したいパーツや利用したい機能を考えて選ぶことが大切です。
例えば、PCIe 5.0対応のSSDを使用したい場合や、複数のストレージを搭載したい場合は、対応するM.2スロットや拡張スロットを備えたモデルが候補になります。
ただし、上位チップセットを選べば必ず長く使えるとは限りません。
CPUの対応状況やメモリ容量・M.2スロットの数・USB端子などを確認し自分に必要な拡張性を備えたマザーボードを選びましょう。
Q7. 安いAM5マザーボードでも大丈夫ですか?
安価なAM5マザーボードでも、使用するCPUや用途に合った仕様であれば問題なく利用できる場合があります。
一般的なゲーミングPCや普段使いのPCでは、必要なメモリスロットやM.2スロット・USB端子などが揃っていれば価格を抑えたモデルも選択肢になります。
ただし、搭載できるメモリー容量やSSDの数・電源回路、Wi-Fiの有無などは製品によって異なります。
価格だけで決めず使用するCPUに対応しているか必要な機能が搭載されているかを確認しましょう。
Q8. Ryzen 7000シリーズにおすすめのマザーボードは?
Ryzen 7000シリーズには、B650やB650E・X670・X670EなどのAM5対応マザーボードが候補になります。
一般的なゲーミングPCや普段使いであれば必要な機能と価格のバランスを考えてB650などを選ぶ方法があります。
複数のSSDや拡張カードを搭載したい場合は、X670やX670Eなどの拡張性に優れたモデルも候補になります。
ただし、Ryzen 7000シリーズの中でもCPUによって必要な電源回路や冷却性能は異なります。
使用するCPUに対応しているかを確認しマザーボードの仕様と照らし合わせて選びましょう。
Q9. AM5マザーボードは長く使えますか?
AM5マザーボードは、対応するCPUやメモリー・ストレージなどを選ぶことで長期間使用できる可能性があります。
ただし、実際にどのくらい使えるかは、使用するパーツや利用環境・必要とする性能によって異なります。
長く使うことを考えるなら、CPUの対応状況だけでなく、メモリースロットの数・M.2スロット・USB端子・PCIeスロットなどの拡張性も確認しておきましょう。
将来的にパーツを交換・増設する可能性がある場合は、現在の構成に必要な機能だけでなく今後の拡張に対応できる余裕があるかを考えて選ぶことが大切です。
AM5マザーボードのまとめ
AM5マザーボードを選ぶときは、チップセットのグレードだけで決めるのではなく使用するCPUや用途・必要な拡張性・予算まで含めて考えることが大切です。
B650・B650E・B850は、価格と機能のバランスを重視した自作PCで候補になり、X670・X670E・X870・X870Eは、より高い拡張性やインターフェースを求める場合に選択肢になります。
ただし、同じチップセットでもマザーボードによってM.2スロット・USB・Wi-Fi・LAN・電源回路などの仕様は異なります。
購入前には、使用するCPUやDDR5メモリーとの対応・SSDや拡張カードの搭載数・PCケースのサイズなども確認しておきましょう。
また、マザーボードに予算をかけすぎるのではなく、CPUやGPU・メモリー・SSD・電源ユニットなどを含めたPC全体のバランスを考えることも重要です。
AM5で自作PCを組むなら、「高価なマザーボードを選ぶ」のではなく、自分の用途に必要な機能を備えたモデルを選ぶことを意識しましょう。



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