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自作PCを組むならまず重要になるのがCPU選びです。
CPUはPC全体の処理性能を大きく左右するパーツでありゲームや動画編集・仕事・AI処理など用途によって適したモデルが異なります。
現在、IntelのCPUを選ぶ場合は、最新世代のCore Ultraシリーズが注目されています。
Core Ultraは従来のCPU性能だけでなくAI処理を支援する**NPU(Neural Processing Unit)**を搭載していることが大きな特徴です。
対応するアプリや機能では、CPUやGPUとは異なる形でAI処理を効率化できます。
一方で、Core UltraにはCore Ultra 5・7・9といった複数のグレードがあり性能や価格も大きく異なります。
「Core Ultra 5で十分なのか」「Core Ultra 7を選ぶべきなのか」「Core Ultra 9はどんな用途に向いているのか」と迷う方も多いでしょう。
そこでこの記事では、Core Ultra搭載自作PCのおすすめ構成を中心にCore Ultra 5・7・9の違いや選び方を詳しく解説します。
さらに、CPUだけでなくマザーボード・メモリ・SSD・GPU・電源ユニット・CPUクーラーなどCore Ultraと組み合わせたい主要パーツについても紹介し予算に合わせた自作PC構成をわかりやすくまとめます。
「Core Ultraで自作PCを組みたいけれどどのCPUやパーツを選べばいいかわからない」という方は、ぜひ参考にしてください。
用途と予算に合ったCore Ultra搭載PCを選び自分に最適な自作PCを組み立てていきましょう。
- Core Ultra搭載自作PCが注目されている理由
- Core Ultra 5・7・9の違いと選び方
- Core Ultra搭載自作PCのおすすめ構成を予算別に紹介
- Core Ultra自作PCにおすすめのCPU
- Core Ultra自作PCにおすすめのマザーボード
- Core Ultra自作PCにおすすめのメモリ・SSD
- Core Ultra自作PCに必要なCPUクーラー・電源・PCケース
- 用途別に選ぶCore Ultra搭載自作PC
- Core Ultra搭載自作PCを組み立てる際の注意点
- Core Ultra搭載自作PCで迷ったらこの構成がおすすめ
- Core Ultra搭載自作PCに関するよくある質問(FAQ)
- Core Ultra搭載自作PCおすすめ構成まとめ
Core Ultra搭載自作PCが注目されている理由
IntelのCore Ultraシリーズは、従来のCPU性能だけでなくAI処理を効率化するNPUを搭載している点が大きな特徴です。
自作PCでは、ゲームや動画編集といった従来の用途に加えて生成AIやAI機能を搭載したアプリケーションを利用する機会も増えています。
そのため、これから自作PCを組むなら単純なCPU性能や価格だけでなくAI処理への対応や将来性まで考えてCPUを選ぶことが重要になっています。
Core Ultraは、CPU・GPU・NPUという異なる処理ユニットを組み合わせそれぞれの得意分野を活かして処理できることが特徴です。
ここでは、Core Ultraが自作PCのCPUとして注目されている理由を詳しく見ていきましょう。
Core UltraはAI処理に対応したNPUを搭載
Core Ultraの大きな特徴の一つが、AI処理を支援する
NPUは、AIに関連する処理を効率的に実行するために設計された専用プロセッサです。
CPUがPC全体のさまざまな処理を担当しGPUがグラフィックスや並列処理を得意とするのに対してNPUはAI処理に特化しています。
例えば、対応するソフトウェアやWindowsのAI機能では、音声認識・映像処理・画像処理・背景ぼかし・ノイズ除去などAIを利用した機能の一部をNPUで処理できる場合があります。
これによりAI処理をすべてCPUだけに負担させるのではなく処理内容に応じてCPU・GPU・NPUを使い分けられることがCore Ultraのメリットです。
ただし、NPUを搭載していればすべてのAI処理がNPUで高速化されるわけではありません。
実際の効果は使用するソフトウェアやAI機能がNPUに対応しているかどうかによって変わります。
また、生成AIなど負荷の大きなAI処理では、NPUだけでなく高性能なGPUが重要になるケースもあります。
そのためAI用途を目的としてCore Ultra搭載PCを組む場合は、CPUのNPU性能だけでなく必要に応じてGeForce RTXなどのGPUも含めて構成を考えることが大切です。
ゲームや動画編集にも使える高いCPU性能
Core UltraはAI処理だけを目的としたCPUではありません。
通常のPC作業はもちろんゲームや動画編集などCPUに高い処理性能が求められる用途にも利用できます。
特に自作PCでは、CPUだけでなくGPUやメモリ・ストレージなどを組み合わせて性能を調整できるためCore Ultraの性能を活かした幅広いPC構成を作ることができます。
ゲーム用途では、CPU性能に加えてGPU性能がフレームレートを大きく左右します。
そのため、Core Ultraを選ぶ場合もCPUに予算を集中させるのではなくCPUとGPUのバランスを考えることが重要です。
一方、動画編集では、動画のエンコードや書き出し・編集ソフト上での各種処理などCPUに負荷がかかる場面があります。
さらに、使用するソフトによってはGPUの処理性能も重要になるためCore UltraとGeForce RTXなどを組み合わせることで、動画編集向けの高性能な自作PCを構築できます。
また、普段使いではWeb閲覧やOfficeソフト、動画視聴などを快適に行えるだけでなく、AI機能を搭載したアプリケーションを利用する場合にもCore UltraのNPUを活用できる可能性があります。
つまりCore Ultraは、「AI専用CPU」ではなく一般的なPC作業からゲーム・動画編集・AI処理まで幅広く対応できるCPUとして考えるとわかりやすいでしょう。
Core Ultra搭載自作PCはこんな人におすすめ
生成AIやAIを利用した画像・動画編集・音声認識など今後増えていくAI対応アプリケーションを利用したいならNPUを搭載したCore Ultraは選択肢の一つになります。
おすすめな人
- ゲームとクリエイティブ作業を1台のPCで行いたい人
- ゲームだけでなく動画編集や画像編集なども行う場合は、CPUとGPUのバランスを考えた構成がおすすめです。
Core Ultra 7などの上位モデルを選び用途に合ったGPUを組み合わせれば幅広い用途に対応できます。 - AI時代を見据えて自作PCを組みたい人
- 自作PCはパーツを交換しながら長く使えることがメリットです。
現在の用途だけでなく将来的にAI機能を利用する可能性まで考えてPCを組みたい場合、NPUを搭載したCore Ultraは検討する価値があります。 - 用途や予算に合わせてPC性能を細かく調整したい人
- Core Ultraには5・7・9など複数のグレードがあり予算や用途に応じてCPUを選択できます。
さらに、GPUやメモリ・SSDなどを自由に組み合わせられるため既製品よりも自分の用途に合った構成を作りやすいのも自作PCの魅力です。
ただし、すべての人に最上位のCore Ultra 9が必要というわけではありません。
ゲームを中心にするならCore Ultra 5や7で十分な場合もありますし動画編集や高負荷な作業を重視するならCore Ultra 7・9が候補になります。
重要なのは、CPUのグレードを先に決めるのではなく「何に使うPCなのか」と「いくらまで予算をかけられるのか」を明確にしてから選ぶことです。
このあと、Core Ultra 5・7・9それぞれの特徴や適した用途を比較しながら自分に合ったCore Ultraの選び方を詳しく解説します。
Core Ultra 5・7・9の違いと選び方
Core Ultraシリーズには、Core Ultra 5・7・9といった複数のグレードが用意されており基本的には数字が大きくなるほど高い処理性能を持つ上位モデルになります。
ただし、価格も上がるため「数字が大きいモデルを選べば必ず満足できる」というわけではありません。
ゲームを中心に使うのか動画編集やAI処理を行うのかあるいは普段使いが中心なのかによって適したCore Ultraは変わります。
自作PCではCPUだけでなく、GPUやメモリ・SSDなどにも予算を配分する必要があります。
そのため、用途に対して必要十分なCPUを選び残った予算をGPUなどの重要なパーツに回すことがバランスの良いPCを作るポイントです。
ここでは、Core Ultra 5・7・9それぞれの特徴とどのような人に向いているのかを見ていきましょう。
Core Ultra 5はコスパ重視の自作PCにおすすめ
Core Ultra 5は、Core Ultraシリーズの中では比較的価格を抑えやすくコストパフォーマンスを重視した自作PCに向いています。
Web閲覧や動画視聴、Officeソフトなどの日常的な用途はもちろんゲームや写真・動画編集などにも対応できるため「できるだけ予算を抑えながらCore Ultra搭載PCを組みたい」という人におすすめです。
特にゲーム用PCでは、CPUだけでなくGPUが性能を大きく左右します。
そのため、CPUに予算をかけすぎずCore Ultra 5と十分な性能を持つGeForce RTXなどを組み合わせることで全体のバランスを取りやすくなります。
また、AI機能を利用したい場合も、Core Ultra 5にはNPUが搭載されているモデルがあり対応するAI機能を活用できます。
ただし、AI処理や動画編集などの負荷が高い作業を頻繁に行う場合は、Core Ultra 7以上を選んだほうが余裕を持って使える場合があります。
「ゲームや普段使いを中心にしながらAI機能も使ってみたい」という人ならCore Ultra 5は有力な選択肢です。
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Core Ultra 7はゲーム・動画編集・AI処理のバランスが良い
Core Ultra 7は、性能と価格のバランスを重視したい人に適したグレードです。
ゲームだけでなく、動画編集・画像編集・配信・AI関連の処理など比較的負荷の高い作業にも対応しやすいため「1台のPCでいろいろな用途をこなしたい」という人に向いています。
ゲーム用途では、Core Ultra 7に性能の高いGPUを組み合わせることでフルHDだけでなくWQHDや高画質設定でのゲームにも対応しやすくなります。
動画編集では、CPU性能だけでなくGPUやメモリ容量も重要になります。
Core Ultra 7を選んだうえで32GB以上のメモリや十分な性能のGPUを組み合わせれば動画編集用としてもバランスの良い構成を作れます。
さらに、AI処理を重視する場合にもCore Ultra 7のCPU性能とNPUを活用できます。
ただし、生成AIなどの処理ではGPU性能が重要になるケースも多いためAI用途を目的とする場合は、CPUだけでなくGPUにも十分な予算を確保しましょう。
Core Ultra 7は、Core Ultra 5より高価になりますがその分だけさまざまな用途に対応しやすくなります。
ゲーム、動画編集・AI・仕事など複数の用途で使うならCore Ultra 7は特に検討しやすいグレードです。
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Core Ultra 9は高負荷作業やハイエンドPCにおすすめ
Core Ultra 9は、Core Ultraシリーズの上位グレードに位置し高い処理性能を必要とする人向けのCPUです。
動画編集や3DCG・配信・複数の重いアプリケーションを同時に使用する作業などCPUに大きな負荷がかかる用途ではCore Ultra 9の性能を活かしやすくなります。
また、ハイエンドGPUと組み合わせて高性能なゲーミングPCを作りたい人にも候補になります。
ただし、ゲームだけを目的とする場合は、Core Ultra 9にすることで必ずゲーム性能が大幅に向上するとは限りません。
ゲームではGPU性能の影響が大きいためCore Ultra 9に予算を集中させるよりもCore Ultra 7と高性能GPUを組み合わせたほうがPC全体としてバランスが良くなるケースもあります。
Core Ultra 9は価格も高くなるため、「とにかく高性能なPCを作りたい」という理由だけで選ぶのではなくその性能を必要とする用途があるかどうかを考えることが重要です。
特に高解像度の動画編集・3DCG・専門的なクリエイティブ作業、複数の高負荷処理を同時に行う人などは、Core Ultra 9を選ぶメリットが大きくなります。
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Core Ultra 5・7・9を選ぶポイント
Core Ultra 5・7・9のどれを選ぶか迷ったらまず用途・予算・GPUとのバランスの3点を確認しましょう。
| CPU | 向いている用途 | おすすめの人 |
| Core Ultra 5 | 普段使い・ゲーム・軽い編集・AI機能 | コスパ重視の人 |
| Core Ultra 7 | ゲーム・動画編集・AI・配信 | 幅広い用途で使いたい人 |
| Core Ultra 9 | 高負荷編集・3DCG・高度な作業 | ハイエンド性能を求める人 |
まず、普段使いやゲームが中心ならCore Ultra 5を検討しましょう。
必要以上にCPUへ予算をかけずGPUやSSDなどに予算を回すことでコストパフォーマンスの高いPCを構築できます。
ゲームに加えて動画編集やAI処理なども行うならCore Ultra 7が候補になります。
性能と価格のバランスが取りやすく幅広い用途に対応できるのがメリットです。
そして動画編集や3DCGなどの高負荷作業を頻繁に行いできるだけ高いCPU性能を求めるならCore Ultra 9を検討するとよいでしょう。
ただし、自作PCではCPUだけでなくGPU・メモリ・SSD・電源などにも予算が必要です。
例えば、ゲーム用PCでCore Ultra 9を選んだ結果、GPUのグレードを下げることになってしまうのであればCore Ultra 7やCore Ultra 5を選びその分をGPUへ回したほうが満足度が高くなる可能性があります。
Core Ultra 5・7・9の選択で重要なのは、最上位モデルを選ぶことではなく自分の用途に必要な性能を見極めることです。
このあと紹介する予算別構成では、Core Ultra 5・7・9を実際にどのようなパーツと組み合わせればよいのかを具体的に紹介します。
予算に合わせてCPUだけでなくGPUやメモリ・SSDなどのバランスも確認していきましょう。
Core Ultra搭載自作PCのおすすめ構成を予算別に紹介
Core Ultra搭載の自作PCを組む場合、CPUだけでなくGPU・マザーボード・メモリ・SSD・電源・PCケースなどすべてのパーツに予算を配分する必要があります。
特にゲームやAI処理を重視するならGPUの性能も重要になるためCPUに予算をかけすぎないことがポイントです。
ここでは、20万円・25万円・30万円・35万円前後の4つの予算に分けてCore Ultraを使った自作PCの構成例を紹介します。
価格は販売店や時期によって変動するためあくまで構成を決める際の目安として考えてください。
また、同じ予算でも「ゲーム重視」「動画編集重視」「AI処理重視」など用途によって最適なパーツ構成は変わります。
20万円前後で作るCore Ultra搭載自作PC
20万円前後なら、Core Ultra 5を中心にしたコストパフォーマンス重視の構成がおすすめです。
この予算ではCPUに必要以上の費用をかけずゲーム性能を左右するGPUにも予算を配分することが重要です。
構成の目安としては、Core Ultra 5・DDR5メモリ32GB・1TBクラスのM.2 NVMe SSDを基本としミドルクラスのGeForce RTXシリーズなどを組み合わせるとバランスが取りやすくなります。
20万円前後のおすすめ構成
| パーツ | おすすめ構成 |
| CPU | Core Ultra 5 245K |
| GPU | GeForce RTX 5060 Tiクラス |
| メモリ | DDR5 32GB |
| SSD | NVMe SSD 1TB |
| マザーボード | B860クラス |
| CPUクーラー | 空冷クーラー |
| 電源 | 650~750Wクラス |
| PCケース | ミドルタワー(エアフロー重視モデル) |
ゲームを中心にする場合は、CPUよりもGPUを優先して選ぶと予算に対するゲーム性能を高めやすくなります。
また、普段使いやOffice、動画視聴、軽い画像・動画編集などにも十分対応できるため初めてCore Ultra搭載自作PCを組む人にも向いている予算帯です。
一方、本格的な動画編集や高負荷なAI処理を中心に考えている場合は、25万円以上の構成を検討したほうがパーツ選択に余裕が出てきます。
25万円前後で作るCore Ultra搭載自作PC
25万円前後になると、CPU・GPUの両方にある程度予算をかけられるためゲームとクリエイティブ作業を両立しやすい構成を作れます。
CPUはCore Ultra 5を高性能GPUと組み合わせる構成、またはCore Ultra 7を選んでGPUとのバランスを取る構成が候補になります。
25万円前後のおすすめ構成
| パーツ | おすすめ構成 |
| CPU | Core Ultra 7 265K |
| GPU | GeForce RTX 5070クラス |
| メモリ | DDR5 32GB |
| SSD | NVMe SSD 2TB |
| マザーボード | B860~Z890クラス |
| CPUクーラー | 高性能空冷・簡易水冷 |
| 電源 | 750~850W |
| PCケース | ミドルタワー(冷却性能重視モデル) |
ゲームを重視するならCore Ultra 5と高性能GPUの組み合わせが有力です。
一方で、動画編集やAI処理などCPU側の処理性能も重視するならCore Ultra 7を選ぶ方法があります。
25万円という予算は、「ゲームもしたいし、動画編集やAI機能も使いたい」という人にとってバランスを取りやすい価格帯です。
ただし、GPUを上位モデルにするとCPUやマザーボードなどに使える予算が減るためどの用途を最優先するかを決めてからパーツを選びましょう。
30万円前後で作るCore Ultra搭載自作PC
30万円前後まで予算を増やすとCore Ultra 7を中心とした高性能な万能型自作PCを構築しやすくなります。
ゲームでは高性能GPUを組み合わせてWQHDなどの高解像度環境を狙いやすくなり動画編集や画像編集などのクリエイティブ用途にも対応しやすくなります。
30万円前後のおすすめ構成
| パーツ | おすすめ構成 |
| CPU | Core Ultra 7 265K |
| GPU | GeForce RTX 5070 Tiクラス |
| メモリ | DDR5 32GB~64GB |
| SSD | NVMe SSD 2TB |
| マザーボード | Z890クラス |
| CPUクーラー | 高性能空冷または360mmクラス水冷 |
| 電源 | 850Wクラス |
| PCケース | ミドルタワー(高エアフロー対応モデル) |
30万円前後ならメモリを64GBへ増設したりSSDを2TBにしたりするなど実際の用途に合わせて快適性を高めることもできます。
特に動画編集やAI関連の作業では、32GBよりも64GBのメモリが有利になる場面があります。
ただし、用途によって必要な容量は異なるため最初から64GBが必須というわけではありません。
また、生成AIなどGPUを利用する処理を重視する場合は、CPUをCore Ultra 9へ変更するよりCore Ultra 7と十分なVRAMを持つGPUを組み合わせるほうが適しているケースもあります。
30万円前後は、ゲーム・動画編集・AI・配信などさまざまな用途を1台でこなしたい人におすすめの価格帯です。
35万円前後で作るCore Ultra搭載自作PC
35万円前後まで予算を確保できるならCore Ultra 7またはCore Ultra 9と高性能GPUを組み合わせたハイエンド構成が候補になります。
この価格帯ではCPUだけを高性能にするのではなくGPU・メモリ・SSD・電源・冷却性能などPC全体のバランスを高めることが重要です。
35万円前後のおすすめ構成
| パーツ | おすすめ構成 |
| CPU | Core Ultra 9 285K |
| GPU | GeForce RTX 5080クラス |
| メモリ | DDR5 64GB |
| SSD | NVMe SSD 2TB以上 |
| マザーボード | Z890クラス |
| CPUクーラー | 高性能簡易水冷など |
| 電源 | 850~1000W |
| PCケース | ハイエンド対応・高エアフロー |
ゲームを最優先する場合は、Core Ultra 7と高性能GPUを組み合わせGPUにできるだけ予算を配分する構成が考えられます。
一方、動画編集・3DCG・エンコード・複数の高負荷アプリケーションを同時に使用するなどCPU性能を重視するならCore Ultra 9も候補になります。
また、AI用途ではCPUだけでなくGPUの性能やVRAM容量が重要になるため「35万円だからCore Ultra 9」という選び方ではなく用途に応じてCore Ultra 7とCore Ultra 9を使い分けることが大切です。
35万円前後の予算があれば高速な2TB以上のNVMe SSDや64GBメモリ・高性能な冷却システムなども組み込みやすくなります。
そのため、長時間の動画編集や高解像度ゲーム・AI処理などPCに高い性能を求める人に向いた価格帯といえるでしょう。
なお、ここで紹介した予算はあくまで目安です。
PCパーツは時期によって価格が大きく変わるため実際に購入するときは各パーツの価格を確認しながら調整してください。
予算別に考えると20万円前後はCore Ultra 5を中心としたコスパ重視、25万円前後はCore Ultra 5・7のバランス型、30万円前後はCore Ultra 7を中心とした高性能万能型、35万円前後はCore Ultra 7・9と高性能GPUを組み合わせるハイエンド構成が基本的な考え方になります。
次は、これらの構成の中核となるCore Ultra CPUそのものの選び方とおすすめモデルについて詳しく見ていきましょう。
Core Ultra自作PCにおすすめのCPU
Core Ultra搭載自作PCを組むならまずはCore Ultra 5・7・9のどのグレードを選ぶかを決めそのうえで具体的なCPUモデルを選びましょう。
Core Ultraは同じグレードでも複数のモデルがあるため単純に「数字が大きいほどおすすめ」と考えるのではなくゲーム・動画編集・AI処理普段使いなどの用途と予算に合わせて選ぶことが重要です。
また、Core UltraではCPUそのものの性能だけでなくNPUによるAI処理への対応や対応するマザーボードメモリなども確認しておきましょう。
Core Ultra 5のおすすめモデル
Core Ultra 5は、価格と性能のバランスを重視した自作PCに向いています。
普段使いからゲーム・動画編集・AI機能まで幅広く対応できるため初めてCore Ultra搭載PCを組む場合にも選びやすいグレードです。
Core Ultra 5の中でモデルを選ぶ際は、CPUのコア構成や動作クロックだけでなく内蔵GPUの有無、消費電力、価格なども確認しましょう。
特にゲーム用PCの場合は、Core Ultra 5にミドルクラス以上のGeForce RTXなどを組み合わせることでCPUとGPUのバランスを取りやすくなります。
また、AI機能を利用する目的ならNPUを搭載したCore Ultraを選ぶことで対応するAIアプリケーションやWindowsのAI機能を活用できる可能性があります。
コストを抑えながらCore UltraのAI機能も利用したい人や、ゲームと普段使いを中心にしたPCを作りたい人には、Core Ultra 5が有力な選択肢です。
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Core Ultra 7のおすすめモデル
Core Ultra 7は、Core Ultra 5よりも高い処理性能を求める人におすすめです。
ゲームだけでなく、動画編集・画像編集・配信・AI関連の処理など複数の用途でPCを使いたい場合に適しています。
特に、CPU性能とGPU性能のバランスを重視した高性能自作PCを作るならCore Ultra 7は検討しやすいグレードです。
ゲームでは高性能GPUと組み合わせることでWQHDや高画質設定などにも対応しやすくなります。
また、動画編集では32GB以上のメモリや高速なNVMe SSDと組み合わせることで編集作業を快適にしやすくなります。
AI処理についてもNPUを利用できるほかAI処理をGPUで行う用途ではGeForce RTXなどの高性能GPUを組み合わせることでより幅広いAI用途に対応できます。
Core Ultra 7は、20万円台後半から30万円前後の自作PCを検討している人にも組み込みやすくゲーム・動画編集・AI・仕事を1台でこなしたい人におすすめのバランス型CPUといえるでしょう。
Intel Core Ultra 7 265K |
| Core Ultra 7 265Kは、ゲーム・動画編集・クリエイティブ作業・AI対応アプリなど幅広い用途で使いやすいバランス型のCPUです。 Core Ultra 5より高い処理性能を求めながらCore Ultra 9ほどのハイエンド性能までは必要としない方におすすめです。 Amazonで価格「Intel Core Ultra 7 265K」の価格をチェック |
Core Ultra 9のおすすめモデル
Core Ultra 9は、Core Ultraシリーズの上位グレードで高いCPU性能を必要とする人向けです。
動画編集・3DCG・エンコード・配信などCPUに大きな負荷がかかる作業を頻繁に行う場合に候補になります。
また、ハイエンドGPUと組み合わせてできるだけ高性能な自作PCを構築したい場合にも適しています。
ただし、Core Ultra 9は価格も高くなるためゲームだけを目的としている場合は注意が必要です。
ゲームではGPU性能の影響が大きいためCore Ultra 9を選んでGPUの予算を削るよりもCore Ultra 7と高性能GPUを組み合わせたほうがPC全体としてバランスが良くなるケースがあります。
一方で、動画編集や3DCGなどCPU性能を重視する作業を頻繁に行うのであればCore Ultra 9の性能を活かしやすくなります。
そのため、Core Ultra 9は「とにかく高性能だからおすすめ」というより、高いCPU性能を必要とする用途が明確な人におすすめのCPUです。
Intel Core Ultra 9 285K |
| Core Ultra 9 285Kは、Core Ultraシリーズの上位モデルで高負荷な動画編集やレンダリング・クリエイティブ作業などCPU性能を重視する自作PCに適しています。 予算に余裕がありハイエンドなCore Ultra搭載PCを組みたい方におすすめです。 Amazonで「Intel Core Ultra 9 285K」の価格をチェック |
Core Ultra CPUを選ぶときの注意点
まず確認したいのが対応マザーボードです。
Core Ultraの世代によって対応するソケットやチップセットが異なるためCPUを購入する前に必ず対応マザーボードを確認しましょう。
また、メモリについても確認が必要です。
Core Ultra搭載PCではDDR5メモリを使用する構成が基本となるためマザーボードとメモリの規格が一致しているか確認してください。
次に重要なのがCPUクーラーです。
CPUによって必要な冷却性能が異なるため使用するCPUに対応したCPUクーラーを選びましょう。
特に高性能なCore Ultra 7・9を使用する場合は、冷却性能に余裕を持たせることが大切です。
さらに、CPUだけを高性能にしすぎないこともポイントです。
例えばゲーム用PCでCore Ultra 9を選んだ結果GPUの性能を下げることになればCPUにかけた予算を十分に活かせない可能性があります。
ゲームならGPU・AI処理ならGPUとVRAM・動画編集ならCPU・GPU・メモリ・SSDというように用途によって重要なパーツは変わります。
そして、Core Ultraの大きな特徴であるNPUについても対応ソフトウェアを確認しておきましょう。
NPUを搭載しているからといってすべてのAI処理が自動的に高速化されるわけではありません。
そのため
- 自分の用途に必要なCPU性能
- GPUとのバランス
- マザーボードとの互換性
- DDR5メモリへの対応
- CPUクーラーの冷却性能
- NPUを利用したいAI機能への対応
- PC全体の予算
これらを総合的に考えて選ぶことが重要です。
迷った場合は、普段使い・コスパ重視ならCore Ultra 5・ゲームや動画編集など幅広い用途ならCore Ultra 7・高負荷なクリエイティブ作業やハイエンドPCならCore Ultra 9を基本として考えると選びやすくなります。
なお、Core Ultraの具体的な世代やモデルによって性能・仕様・対応機能は異なるため実際に購入する際は各CPUの最新仕様を確認してからパーツを選びましょう。
フルHDゲームならミドルクラスGPUがおすすめ
1920×1080のフルHD解像度でゲームをプレイするならミドルクラスのGPUでも十分な性能を確保しやすくなります。
特に、Core Ultra 5とミドルクラスのGeForce RTXを組み合わせれば、CPUとGPUの予算バランスを取りながらコストパフォーマンスの高いゲーミングPCを構築できます。
フルHDではWQHDや4Kほど高いGPU性能を必要としないためGPUに予算をかけすぎずメモリやSSD・電源・冷却などに予算を回す方法もあります。
また、ゲームだけでなくWeb閲覧や動画視聴・Officeソフト・軽い動画編集などにも使うのであればミドルクラスGPUは扱いやすい選択肢です。
20万円前後のCore Ultra搭載自作PCを組む場合は、Core Ultra 5とミドルクラスGPUを組み合わせる構成が基本的な選択肢になります。
ただし、最新の重量級ゲームや高画質設定で高いフレームレートを狙う場合は、フルHDでもより高性能なGPUが必要になることがあります。
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WQHD・高画質ゲームなら高性能GPUがおすすめ
2560×1440のWQHD解像度でゲームを楽しみたい場合は、フルHDよりもGPUに高い性能が求められます。
特に高画質設定や高いフレームレートを狙うなら、ミドルクラスよりも一段上のGPUを選ぶと安心です。
この場合、Core Ultra 7と高性能なGeForce RTXを組み合わせることで、CPUとGPUのバランスを取りやすくなります。
WQHD環境では、ゲームのジャンルによっても必要なGPU性能が変わります。
比較的軽いゲームならミドルクラスGPUでも対応できますが、最新の3Dゲームやレイトレーシングを利用する場合は、より高性能なGPUが必要になります。
また、ゲーム配信や動画編集などを同時に行う場合も、GPU性能に余裕を持たせておくと安心です。
ゲームを中心にしながら動画編集やAI機能も利用したい場合は、Core Ultra 7+高性能GPUという組み合わせが有力です。
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4KゲームやAI処理にはハイエンドGPUがおすすめ
4K解像度でゲームをプレイする場合は、フルHDやWQHDと比べてGPUへの負荷が大きくなります。
特に4K・高画質設定・高フレームレートを同時に狙う場合は、ハイエンドクラスのGPUを選ぶことが重要です。
また、GPUはゲームだけでなくAI処理でも重要な役割を担います。
例えば、生成AI・AI画像生成・AI動画処理・3Dレンダリングなどでは、GPUの演算性能だけでなくVRAM容量が処理できるデータ量に影響することがあります。
そのため、AI用途を重視する場合は、単純にGPUの価格やゲーム性能だけを見るのではなくVRAM容量や使用するAIソフトウェアの推奨スペックも確認しましょう。
4Kゲームや本格的なAI処理を目的とするならCore Ultra 7またはCore Ultra 9とハイエンドクラスのGeForce RTXを組み合わせる構成が候補になります。
ただし、ハイエンドGPUは消費電力も大きくなりやすいため電源ユニットの容量やPCケースのエアフロー・GPUのサイズまで含めて選ぶ必要があります。
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Core UltraとGeForce RTXを組み合わせるメリット
Core UltraとGeForce RTXを組み合わせる大きなメリットは、CPU・NPU・GPUそれぞれの得意分野を活かせることです。
Core UltraはCPUとしてPC全体の処理を担当し搭載されているNPUは対応するAI処理を効率化できます。
一方、GeForce RTXは高いグラフィックス性能に加えてAIやGPUアクセラレーションを利用する処理でも力を発揮します。
つまり、ゲームではGPUがグラフィックス処理を担当しCPUがゲーム全体の処理を支えます。
AI対応アプリでは、処理内容に応じてCPU・NPU・GPUを使い分けることができます。
特に生成AIなどの処理では、NPUだけではなくGPUが重要になるケースも多いため「Core UltraだからGPUは不要」と考えないことが大切です。
また、GeForce RTXにはAI処理を高速化するための専用ハードウェアが搭載されており対応するソフトウェアではAI処理や画像・動画処理などに活用できます。
そのため、AI時代を見据えてCore Ultra搭載自作PCを組むなら、
Core Ultra=CPU+NPU、GeForce RTX=高性能GPU+AI処理
という役割分担を意識するとPC全体の構成を考えやすくなります。
ただし、すべてのAI処理でNPUとGPUの両方が同時に使われるわけではありません。
実際の性能は、利用するソフトウェアやAI機能によって異なります。
GPUを選ぶ際は、ゲームの解像度・画質設定・動画編集の内容・AI処理の種類・必要なVRAM容量・予算を総合的に考えましょう。
Core Ultra搭載自作PCでは、CPUだけを高性能にするのではなく用途に合ったGPUを組み合わせることが性能と価格のバランスを取る重要なポイントです。
Core Ultra自作PCにおすすめのマザーボード
Core Ultra搭載の自作PCを組む場合、CPUと同じくらい重要なのがマザーボード選びです。
マザーボードはCPU・メモリ・SSD・GPUなどPCを構成する主要パーツを接続する土台となるためCore Ultraに対応していることはもちろん用途や将来的な拡張性まで考えて選ぶことが大切です。
Core Ultra対応マザーボードには、ハイエンド向けのZ890やコストパフォーマンスを重視しやすいB860などがあります。
「高性能なPCだからZ890」という単純な選び方ではなくCPUやGPU・予算・必要な機能を考えて選びましょう。
Core Ultra対応マザーボードの選び方
まず確認したいのが、使用するCore Ultra CPUとマザーボードが対応しているかです。
Core Ultraは世代によって対応するソケットやチップセットが異なるためCPUを購入する前に必ず対応表を確認しましょう。
また、メモリ規格も重要です。
Core Ultra搭載PCではDDR5メモリを使用する構成が基本となるためマザーボードが使用するDDR5メモリに対応しているか確認してください。
次に確認したいのが電源回路や冷却性能です。
特にCore Ultra 7・9などの高性能CPUを搭載する場合は、CPUへ安定して電力を供給できる電源回路を備えたモデルを選ぶことが重要です。
さらに、M.2スロットの数・USBポートの種類と数・PCIeスロット・ネットワーク機能なども確認しておきましょう。
例えば、M.2 SSDを複数搭載したい人ならM.2スロットが多いモデル、将来的にストレージを増設したい人なら拡張性の高いモデルがおすすめです。
CPUの価格だけでマザーボードを決めるのではなく「どんなPCを作りたいのか」を先に考えることがポイントです。
Z890マザーボードがおすすめの人
Z890は、Core Ultra搭載PCを高性能に仕上げたい人に向いたチップセットです。
高性能なCPUやGPUを搭載しゲーム・動画編集・AI処理などを本格的に行いたい場合に候補になります。
特にCore Ultra 7・9を搭載した30万円以上の自作PCを組む場合は、Z890搭載マザーボードを選ぶことで高性能なパーツを組み合わせやすくなります。
また、M.2スロットやUSBポートなどの拡張性が充実したモデルも多いためストレージを増設したりさまざまな周辺機器を接続したりしたい人にも適しています。
ただし、Z890を選べば必ずPC性能が大きく向上するわけではありません。
例えばCore Ultra 5とミドルクラスGPUを使ったコスパ重視のPCでは、マザーボードに予算をかけすぎるとGPUやSSDなど他のパーツに使える予算が少なくなってしまいます。
そのためZ890は
- Core Ultra 7・9を使った高性能PCを組みたい
- ゲームや動画編集を本格的に行いたい
- M.2 SSDなどを複数搭載したい
- USBなどの拡張性を重視したい
- 高性能パーツを組み合わせて長く使いたい
といった人におすすめです。
B860マザーボードがおすすめの人
B860は、必要な機能を確保しながら自作PCの予算を抑えたい人に向いています。
Core Ultra 5を中心とした20万円前後の構成や、Core Ultra 5・7を使ったコストパフォーマンス重視のPCでは、B860を選ぶことでマザーボードにかける費用を抑えやすくなります。
その分、GPUやメモリ・SSDなどPCの実際の性能に直結するパーツへ予算を回せるのがメリットです。
例えばゲーム用PCなら必要以上に高価なマザーボードを選ぶよりもB860とCore Ultra 5を組み合わせその分をGPUへ回すことでゲーム性能を高めやすくなります。
また、普段使いや仕事、動画視聴、軽いクリエイティブ作業などが中心であればB860で十分な場合も多いでしょう。
一方で、将来的に多数のM.2 SSDを搭載したい場合や拡張スロット・USBポートなどを多く必要とする場合は、Z890を含めて比較することをおすすめします。
コスパを重視してCore Ultra搭載PCを組むならB860、拡張性や高性能パーツを重視するならZ890という考え方を基本にすると選びやすくなります。
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| Core Ultra搭載自作PCで価格と機能のバランスを重視したい方におすすめのB860マザーボードです。 Wi-Fi機能や複数のM.2スロットなどを備えCore Ultra 5からCore Ultra 7を使った幅広い構成に合わせやすいモデルです。 特に今回の記事で紹介しているCore Ultra 7 265K+GeForce RTX 5070のようなバランス型構成との組み合わせに向いています。 「MSI MAG B860 TOMAHAWK WIFI」をAmazonでチェック |
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| 耐久性や拡張性を重視しながらB860チップセットでCore Ultra搭載PCを組みたい方におすすめのマザーボードです。 ゲーム用PCだけでなく動画編集や普段使いなど幅広い用途に対応しやすくZ890より予算を抑えながらCore Ultra搭載PCを構築したい方にも適しています。 「 ASUS TUF GAMING B860-PLUS WIFI」をAmazonでチェック |
Wi-Fi・拡張性・M.2スロットも確認する
マザーボードを選ぶときは、チップセットだけでなくWi-Fi・拡張性・M.2スロットなどの細かな仕様も確認しておきましょう。
まずWi-Fiについては、無線LANを利用する予定があるならWi-Fi機能を搭載したモデルを選ぶと便利です。
特にWi-Fi 7対応モデルなら対応する無線LAN環境と組み合わせることで高速なワイヤレス通信を利用できます。
ただし、実際の通信速度はルーターや通信環境などにも左右されるためWi-Fiの規格だけで判断しないようにしましょう。
次に確認したいのがM.2スロットです。
現在の自作PCでは、OSやアプリケーションをM.2 NVMe SSDへインストールする構成が一般的です。
ゲームを大量に保存したい人や動画編集をする人は1枚だけでなく2枚以上のSSDを搭載する可能性もあります。
そのため、将来的にSSDを増設する予定があるならM.2スロットの数や対応するPCIe規格を確認しておくと安心です。
さらに、USBポートの数や規格・PCIeスロット・LAN速度・オーディオ機能なども確認しておきましょう。
例えば
- M.2 SSDを2~3枚搭載したい
- 高速な有線LANを使いたい
- Wi-Fiで接続したい
- USB機器をたくさん接続したい
という場合は、それらの条件を満たすマザーボードを選ぶ必要があります。
最後に重要なのがマザーボードのサイズとPCケースの対応です。
ATX・Micro ATX・Mini-ITXなどサイズが異なるためマザーボードを購入する前にPCケースが対応しているかも確認してください。
Core Ultra搭載自作PCでは、CPUだけに注目するのではなくCPU・マザーボード・メモリ・SSD・GPUの互換性を確認しながら選ぶことが重要です。
20万円前後のコスパ重視ならB860、30万円以上の高性能構成や拡張性重視ならZ890を基本として必要なWi-Fi機能やM.2スロット・USBポートなどを比較すると自分に合ったマザーボードを選びやすくなります。
Core Ultra自作PCにおすすめのメモリ・SSD
Core Ultra搭載の自作PCを快適に使うには、CPUやGPUだけでなくメモリとSSDの選び方も重要です。
メモリ容量が不足すると複数のアプリケーションを同時に使用したときに動作が重くなりSSDの容量が少なければゲームや動画ファイルなどを保存するたびに空き容量を気にする必要があります。
特にCore Ultra搭載PCでは、DDR5メモリとM.2 NVMe SSDを組み合わせる構成が基本になります。
ゲーム・動画編集・AI処理など用途によって必要な容量や性能は異なるため自分の使い方に合わせて選びましょう。
Core Ultra自作PCはDDR5メモリを選ぶ
Core Ultra搭載自作PCでは、基本的にDDR5メモリを選びます。
DDR5はDDR4の後継となるメモリ規格でより高速なデータ転送に対応しています。
Core Ultra対応マザーボードにもDDR5対応モデルが用意されているためCPUだけでなくマザーボードのメモリ規格も確認して購入することが大切です。
メモリを選ぶときは、容量だけでなく動作速度や対応プロファイルなども確認しましょう。
また、メモリはCPUやマザーボードとの相性もあるため購入前にマザーボードのメーカーが公開している対応メモリリストを確認しておくと安心です。
自作PCでは、同じ容量のメモリでも複数の製品が販売されているため価格だけでなく対応規格や動作速度、保証なども比較して選びましょう。
メモリ容量は32GBを基本に考える
Core Ultra搭載PCのメモリ容量は、32GBを基本に考えると幅広い用途に対応しやすくなります。
8GBや16GBでも普段使いはできますがゲームをしながらWebブラウザやボイスチャットなどを同時に利用したり動画編集やクリエイティブ系ソフトを使ったりする場合は、32GBあると余裕を持ちやすくなります。
特に自作PCでは、後からメモリを増設できるケースもありますが最初から32GBを搭載しておけばしばらく容量不足を気にせず使用できます。
用途別では、次のように考えるとわかりやすいでしょう。
- 16GB:普段使い・軽い作業が中心
- 32GB:ゲーム・動画編集・仕事など幅広い用途
- 64GB以上:本格的な動画編集・3DCG・AI処理など
ただし、必要な容量は使用するソフトや作業内容によって変わります。
ゲームが中心なら32GBで十分なケースが多い一方、大容量の動画編集や複数の重いアプリケーションを同時に使用する場合は64GB以上が有利になることがあります。
AI処理についてもGPU側のVRAMだけでなく使用するソフトウェアによってはシステムメモリを多く使用する場合があります。
そのため、Core Ultra搭載PCではまず32GBを基準に考え必要に応じて64GB以上へ増やすという選び方がおすすめです。
M.2 NVMe SSDの選び方
現在の自作PCでは、OSやアプリケーションをM.2 NVMe SSDへインストールする構成が一般的です。
M.2 NVMe SSDは、従来のSATA接続SSDより高速なデータ転送に対応できるモデルが多くWindowsの起動やアプリケーションの読み込み・ゲームのロードなどを快適にしやすいのがメリットです。
Core Ultra搭載PCでは、マザーボードにM.2スロットが搭載されているためケーブルを使わずマザーボードへ直接取り付けられる点も自作PCとの相性が良いでしょう。
SSDを選ぶ際には、次のポイントを確認してください。
- 容量
- ゲームや動画ファイルを大量に保存するなら1TBでは不足する可能性があります。
用途に応じて2TB以上も検討しましょう。 - PCIe規格
- PCIe 4.0対応SSDは現在も高性能な選択肢です。
より高速なPCIe 5.0対応SSDもありますが価格や発熱とのバランスを考える必要があります。 - 読み書き速
- 数字が大きいほど高速ですが実際の体感速度は使用する作業によって変わります。
スペックだけでなく価格とのバランスも重要です。 - 発熱
- 高速なNVMe SSDでは発熱が大きくなるモデルもあります。
マザーボード側にヒートシンクが付いているか必要に応じて冷却対策ができるか確認しましょう。
SSDは容量と速度のバランスで選ぶ
SSD選びでは、単純に「一番速い製品」を選ぶのではなく容量・速度・価格のバランスを考えることが重要です。
例えば、ゲーム用PCなら1TBでも利用できますが最近のゲームは容量が大きいものも多いため複数のゲームをインストールするなら2TB以上あると余裕ができます。
動画編集をする場合は、動画素材やプロジェクトファイルなどで大容量のストレージを消費しやすいため2TB以上を検討する価値があります。
一方、普段使い中心のPCなら1TB程度でも十分な場合があります。
また、PCIe 5.0対応SSDは非常に高速ですが一般的なゲームやWeb閲覧だけを目的とするならPCIe 4.0対応SSDでも十分な性能を得られるケースがあります。
そのため、予算が限られている場合は、SSDの速度だけを追求するよりも必要な容量を確保したうえでCPUやGPUなどに予算を配分するほうがPC全体のバランスを取りやすくなります。
Core Ultra搭載自作PCなら、まずはDDR5 32GB+NVMe SSD 1TB~2TBを基本構成として考えゲームや動画編集・AI処理などでストレージやメモリを多く使用する場合は64GBメモリや2TB以上のSSDへアップグレードするとよいでしょう。
特に30万円以上の高性能構成ならメモリ64GBや2TB以上のNVMe SSDを組み込むことでゲームだけでなく動画編集やAI関連の作業にも余裕を持たせやすくなります。
Core Ultra自作PCに必要なCPUクーラー・電源・PCケース
Core Ultra搭載自作PCでは、CPUやGPUといった性能に直結するパーツだけでなくCPUクーラー・電源ユニット・PCケースも重要です。
CPUクーラーはCPUの温度を安定させ電源ユニットは各パーツへ安定して電力を供給します。
また、PCケースはパーツを収納するだけでなくケース内部のエアフローを整えてPC全体の冷却性能を左右します。
特にCore Ultra 7・9や高性能GPUを搭載する場合は、発熱量や消費電力も考慮しながら余裕のある構成を選ぶことが大切です。
Core UltraにおすすめのCPUクーラー
Core Ultra搭載PCのCPUクーラーは、CPUの性能や用途に合わせて冷却性能を選ぶことがポイントです。
Core Ultra 5を使ったコストパフォーマンス重視の構成なら高性能な空冷CPUクーラーでも十分対応できるケースがあります。
一方、Core Ultra 7・9を搭載して動画編集や3DCGなどの高負荷作業を長時間行う場合は、より冷却性能の高いCPUクーラーを検討しましょう。
CPUクーラーには大きく分けて「空冷」と「水冷」があります。
空冷CPUクーラーは、ヒートシンクとファンによってCPUを冷却するタイプです。
構造が比較的シンプルで価格を抑えやすく、メンテナンスもしやすいのがメリットです。
水冷CPUクーラーは、冷却液を利用してCPUの熱をラジエーターへ移しファンで放熱するタイプです。
高性能モデルでは高い冷却性能を確保しやすいためハイエンドCPUや長時間の高負荷作業に向いています。
ただし、水冷だから必ず空冷より優れているというわけではありません。
CPUの性能やケースのサイズ・予算などを考慮して選ぶことが重要です。
また、CPUクーラーを購入するときは使用するCore Ultraのソケットに対応しているかを必ず確認してください。
さらに、空冷クーラーの場合はCPUクーラーの高さ・水冷の場合はラジエーターのサイズとPCケースの対応状況も確認しましょう。
電源ユニットはGPUに合わせて選ぶ
自作PCの電源ユニットは、CPUだけでなくGPUの消費電力を基準に選ぶことが重要です。
Core Ultra搭載PCでは、CPUに加えてGeForce RTXなどのGPUを搭載する構成が多いためCPUとGPU・その他のパーツが必要とする電力を合計し余裕のある容量を選びましょう。
例えば、Core Ultra 5とミドルクラスGPUを組み合わせる場合は650~750W程度が候補になります。
一方、Core Ultra 7と高性能GPUを組み合わせる場合は750~850W程度、さらにハイエンドGPUを搭載する場合は850W以上が必要になることがあります。
ただし、必要な容量は具体的なCPU・GPUによって変わるため「○○Wなら必ず大丈夫」と決めつけず使用するGPUメーカーの推奨電源容量を確認することが大切です。
また、電源容量だけでなく電源ユニットの品質も確認しましょう。
自作PCでは、80 PLUS認証などの電源効率だけでなく必要な電源コネクタ・保証期間・メーカーの信頼性なども比較すると安心です。
特に高性能GPUを搭載する場合は、GPU側が必要とする電源コネクタに対応しているかも確認してください。
電源ユニットはPCのすべてのパーツに電力を供給する重要なパーツなので価格だけで選ばず容量と品質の両方に余裕を持たせることをおすすめします。
PCケースは冷却性能と拡張性を確認する
PCケースを選ぶときは、デザインだけでなく冷却性能とパーツの搭載スペースを確認しましょう。
Core Ultra搭載PCでは、CPUとGPUから発生する熱を効率よくケース外へ排出する必要があります。
特に高性能GPUを搭載する場合は発熱も大きくなりやすいためフロントや底面から空気を取り込み背面や上面から熱を排出できるようなエアフローを作れるケースがおすすめです。
ケースファンを複数搭載できるモデルなら吸気と排気のバランスを調整しやすくなります。
また、ケースを選ぶときは各パーツのサイズにも注意してください。
例えば
- マザーボードのサイズに対応しているか
- GPUの長さ・厚さが収まるか
- CPUクーラーの高さに余裕があるか
- 水冷ラジエーターを取り付けられるか
- M.2以外のストレージを増設できるか
- 電源ユニットのサイズに対応しているか
などを確認します。
特に最近の高性能GPUは大型化しているモデルもあるためGPUの長さだけでなく厚みや電源コネクタを接続したときのスペースまで確認すると安心です。
また、将来的にメモリやSSD・GPUなどを交換・増設する予定があるなら拡張性の高いケースを選んでおくと便利です。
20万円前後のCore Ultra 5搭載PCなら扱いやすいミドルタワーケース、30万円以上の高性能構成なら冷却性能と内部スペースに余裕のあるケースを選ぶとパーツを組み込みやすくなります。
Core Ultra搭載自作PCでは、CPU・GPUだけで性能を決めるのではなくCPUクーラーで熱を抑え電源ユニットで安定して電力を供給しPCケースで効率よく排熱するという3つのポイントを意識することが大切です。
特に高性能なCore Ultra 7・9やGeForce RTXを搭載する場合は、冷却・電源・ケースの3つに余裕を持たせることで長時間のゲームや動画編集・AI処理でも安定して使いやすい自作PCに仕上げられます。
用途別に選ぶCore Ultra搭載自作PC
Core Ultra搭載自作PCを組むときは、CPUの価格や性能だけでなくPCを何に使うのかを明確にしてからパーツを選ぶことが重要です。
ゲーム・動画編集・AI処理・仕事や普段使いではCPUに求められる性能やGPUの重要度が異なります。
例えばゲームならGPUに予算を多く配分することで性能を高めやすく動画編集ではCPU・GPU・メモリをバランスよく強化する必要があります。
また、AI処理ではNPUだけでなく使用するAIソフトに応じてGPUの性能やVRAM容量も重要になります。
ここでは、用途別にCore Ultra 5・7・9のどれを選べばよいのかを見ていきましょう。
ゲーム用ならCore Ultra 5・7がおすすめ
Core Ultra搭載PCをゲーミングPCとして使うならCore Ultra 5またはCore Ultra 7が有力な選択肢です。
ゲームではCPUだけでなくGPUの性能がフレームレートを大きく左右するためCPUに予算をかけすぎずGeForce RTXなどのGPUへ十分な予算を配分することが重要です。
コストパフォーマンスを重視するならCore Ultra 5とミドルクラスGPUを組み合わせる構成がおすすめです。
フルHDゲームを中心にプレイする場合などは、CPUとGPUのバランスを取りやすくなります。
一方、WQHDや高画質設定でゲームを楽しみたい場合やゲーム配信・動画編集なども行うならCore Ultra 7が候補になります。
例えば、Core Ultra 5+ミドルクラスGPUなら20万円前後、Core Ultra 7+高性能GPUなら25~30万円前後というように予算に応じて構成を調整できます。
ただし、最新のゲームではタイトルによってCPU負荷が大きく異なるため実際にプレイするゲームの推奨スペックも確認しましょう。
動画編集用ならCore Ultra 7・9がおすすめ
動画編集をメインにするならCore Ultra 7またはCore Ultra 9を検討しましょう。
動画編集では、タイムライン上での編集・エンコード・書き出し・エフェクト処理などCPUに負荷がかかる作業があります。
さらに、使用する動画編集ソフトによってはGPUアクセラレーションも利用するためCPUだけを高性能にするのではなく、Core Ultra+高性能GPU+十分なメモリというバランスの良い構成がおすすめです。
フルHD動画の編集や趣味での動画制作が中心ならCore Ultra 7でも十分対応できるケースがあります。
一方、4K動画を頻繁に編集したり複数の動画素材を扱ったり長時間のエンコードや高負荷な処理を行う場合はCore Ultra 9も候補になります。
また、メモリ容量も重要です。
動画編集では32GBを基本に考え4K動画や複数のアプリケーションを同時に使用する場合は64GB以上も検討するとよいでしょう。
SSDについても、動画素材を保存すると容量を消費しやすいため2TB以上のNVMe SSDを搭載すると管理しやすくなります。
動画編集用PCではCPUだけでなく、GPU・メモリ・SSDまで含めてバランスを取ることが重要です。
AI処理用ならNPUとGPUの性能を確認する
AI処理を目的としてCore Ultra搭載PCを組む場合は、NPUとGPUの両方を確認することが重要です。
Core UltraにはAI処理を支援するNPUが搭載されており対応するソフトウェアでは音声認識・映像処理・背景ぼかし・ノイズ除去などのAI機能を効率化できる場合があります。
ただし、NPUですべてのAI処理を高速化できるわけではありません。
特に生成AIやAI画像生成・AI動画処理などでは、GPUの演算性能やVRAM容量が重要になるケースがあります。
そのため、AI用途の自作PCでは、
Core Ultra=CPU性能+NPU
GeForce RTX=GPU性能+AI処理性能
というようにそれぞれの役割を考えて構成するとよいでしょう。
また、AIソフトウェアによって対応するハードウェアや必要なVRAM容量が異なるため購入前に使用するソフトの推奨環境を確認することも大切です。
「AI機能を少し使ってみたい」という程度ならCore Ultra 5でも十分な場合がありますが本格的な生成AIやAI画像生成などを行うならCore Ultra 7・9と高性能GPUの組み合わせも検討しましょう。
AI用途ではCPUのグレードだけで判断せずNPU・GPU・VRAM・メモリをまとめて考えることがポイントです。
仕事・普段使いならCore Ultra 5がおすすめ
Web閲覧・動画視聴・Officeソフト・メール・オンライン会議などの仕事や普段使いが中心ならCore Ultra 5がおすすめです。
これらの用途では、Core Ultra 7や9のような上位CPUの性能を必ずしも必要としないためCore Ultra 5を選んで価格を抑えその分をSSDやメモリなどへ回す方法があります。
例えば、DDR5 32GBと1TBのNVMe SSDを組み合わせれば複数のアプリケーションを起動しながら作業する場合でも快適な環境を作りやすくなります。
また、Core UltraのNPUを搭載したモデルなら、対応するAI機能を利用できる可能性があります。
オンライン会議でのAIによる背景処理やノイズ除去・音声関連の機能など今後AI機能を利用する機会が増えても対応しやすくなります。
ゲームや本格的な動画編集をしないのであれば、高性能GPUを搭載する必要もありません。
内蔵グラフィックスで十分な用途ならGPUを別途購入せずその分の予算をメモリやSSD・電源・PCケースなどに回すこともできます。
仕事や普段使いを中心に、コストを抑えながらAI時代にも対応できる自作PCを作りたい人には、Core Ultra 5が適しています。
このように、Core Ultra搭載自作PCは「最も高性能なCPUを選ぶ」のではなく用途に合わせてCPUとGPUのバランスを調整することが重要です。
ゲームならCore Ultra 5・7、動画編集ならCore Ultra 7・9、AI処理ならNPUとGPUを重視し仕事や普段使いならCore Ultra 5を基本に考えると自分に必要な性能と予算のバランスを取りやすくなります。
Core Ultra搭載自作PCを組み立てる際の注意点
Core Ultra搭載の自作PCを組み立てる際は、CPUやGPUの性能だけでなく各パーツの互換性や電源・冷却・BIOSなども確認する必要があります。
特にCore Ultraは、対応するマザーボードやメモリ規格が決まっているためパーツを購入してから「取り付けられない」「対応していない」とならないよう購入前に各パーツの仕様を確認しておくことが大切です。
ここでは、Core Ultra搭載PCを組み立てる際に特に注意したいポイントを紹介します。
LGA1851対応マザーボードを選ぶ
Core Ultra搭載自作PCでは、使用するCPUに対応したマザーボードを選ぶことが最も重要なポイントの一つです。
LGA1851対応のCore Ultraを使用する場合は、LGA1851対応マザーボードを選ぶ必要があります。
マザーボードにはCPUソケットやチップセットの違いがあるため「Intel製CPUだからどのIntel対応マザーボードでも使える」と考えてはいけません。
Core Ultraの世代やモデルによって対応するマザーボードが異なる場合があるためCPUを購入する前にIntelやマザーボードメーカーの対応情報を確認しましょう。
また、Z890やB860などチップセットによって拡張性や搭載されている機能、価格なども異なります。
高性能なCore Ultra 7・9を使ったハイエンドPCならZ890、コストパフォーマンスを重視したCore Ultra 5搭載PCならB860というように予算や用途に合わせて選ぶ方法があります。
CPUとマザーボードは必ずセットで互換性を確認してから購入することをおすすめします。
DDR5メモリ対応モデルを選ぶ
Core Ultra搭載自作PCでは、DDR5メモリに対応したマザーボードとメモリを選ぶことも重要です。
メモリにはDDR4やDDR5など複数の規格がありますが対応していない規格のメモリは物理的に取り付けられないだけでなく正常に動作させることもできません。
そのため、マザーボードの商品ページや仕様表を確認しDDR5対応モデルであることを確認しましょう。
また、メモリ容量については、ゲームや仕事・普段使いなど幅広い用途なら32GBを基本に考えると使いやすくなります。
動画編集やAI処理・3DCGなどメモリを大量に使用する作業を行う場合は、64GB以上を検討するのもよいでしょう。
さらに、メモリの動作速度や対応プロファイル・マザーボードのメモリ対応リストなども確認しておくと安心です。
特に複数枚のメモリを搭載する場合は、容量や仕様が異なる製品を混在させるより同一仕様のメモリをセットで購入するほうがトラブルを避けやすくなります。
CPUクーラーの対応ソケットを確認する
Core Ultraを冷却するCPUクーラーを選ぶ際は、LGA1851など使用するCPUソケットに対応しているかを必ず確認してください。
CPUクーラーは「Intel対応」と書かれていてもすべてのIntel CPUに対応しているとは限りません。
製品によって対応ソケットが異なるため、購入前にCPUクーラーの対応表を確認しましょう。
また、CPUクーラーはソケットだけでなく、冷却性能も重要です。
Core Ultra 5を使ったコストパフォーマンス重視のPCなら適切な性能の空冷クーラーが候補になります。
一方、Core Ultra 7・9を使用して長時間の動画編集や高負荷処理を行うならより高い冷却性能を持つCPUクーラーを検討しましょう。
さらに、空冷クーラーの場合はPCケースに収まる高さかどうか水冷の場合はラジエーターをケースに取り付けられるかも確認が必要です。
CPU・CPUクーラー・PCケースの3つをセットで確認すると組み立て時のトラブルを防ぎやすくなります。
電源容量に余裕を持たせる
自作PCの電源ユニットは、CPUとGPUの消費電力を中心に考えて余裕のある容量を選ぶことが重要です。
特にCore Ultra 7・9と高性能なGeForce RTXを組み合わせる場合は、CPUだけでなくGPUの消費電力も大きくなるため十分な容量を確保しましょう。
例えば、Core Ultra 5とミドルクラスGPUなら650~750W程度が候補になりますがCore Ultra 7と高性能GPUなら750~850W程度・ハイエンドGPUを搭載する場合は850W以上が必要になることもあります。
ただし、必要な電源容量は具体的なCPUやGPUによって異なるためGPUメーカーが推奨する電源容量を確認することが基本です。
また、電源容量だけでなくGPUに必要な電源コネクタに対応しているかも確認してください。
高性能GPUでは、専用の電源コネクタが必要になる場合があります。
さらに、電源ユニットはPC全体の安定性に関わる重要なパーツです。
価格だけで選ぶのではなく、品質・保証・必要なコネクタ・効率なども確認しておきましょう。
「ギリギリ動作する容量」ではなくある程度余裕を持たせることが長く安定して使うためのポイントです。
BIOSやドライバーを最新状態にする
PCを組み立てた後は、BIOSや各種ドライバーを適切な状態にしておくことも重要です。
新しいCPUやマザーボードでは、BIOSのバージョンによって対応状況や安定性が異なる場合があります。
そのため、CPUを取り付ける前後にマザーボードメーカーの公式サイトを確認し必要に応じて対応するBIOSへ更新しましょう。
ただし、BIOSアップデートには注意が必要です。
更新中に電源を切ったり手順を間違えたりすると正常に起動できなくなる可能性があります。
そのため、マザーボードメーカーが公開している手順を確認してから実施してください。
Windowsをインストールした後は、チップセットドライバー・GPUドライバー・LANやWi-Fiなどの各種ドライバーも確認します。
特にGeForce RTXを搭載する場合は、NVIDIAの最新ドライバーを導入しておくことでゲームや対応アプリケーションを適切に利用しやすくなります。
また、Windows Updateも実行し、OSを最新の状態にしておきましょう。
Core Ultra搭載自作PCでは、単にパーツを組み立てれば完成というわけではありません。
特に初めてCore Ultra搭載PCを組む場合は、パーツを購入する前にすべての互換性を確認しておくことが大切です。
Core Ultra搭載自作PCで迷ったらこの構成がおすすめ
ゲーム・動画編集・AI対応アプリなど幅広い用途でCore Ultra搭載PCを使いたい方には、Core Ultra 7 265K+GeForce RTX 5070を中心としたバランス型構成がおすすめです。
Core Ultra 7搭載自作PCのパーツ一覧
| パーツ | おすすめ構成 | |
| CPU | Intel Core Ultra 7 265K | Amazonで価格をチェック |
| GPU | MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC | Amazonで価格をチェック |
| マザーボード | MSI MAG B860 TOMAHAWK WIF | Amazonで価格をチェック |
| メモリ | Corsair VENGEANCE DDR5-6000 32GB | Amazonで価格をチェック |
| SSD | WD_BLACK SN850X NVMe SSD 2TB | Amazonで価格をチェック |
| CPUクーラー | ID-COOLING FROZN A620 PRO | Amazonで価格をチェック |
| 電源 | Corsair RM850e 850W | Amazonで価格をチェック |
| PCケース | NZXT H5 Flow v2 Black | Amazonで価格をチェック |
この構成なら、ゲーム・動画編集・普段使い・AI対応アプリなど幅広い用途に対応しやすくなります。
※各パーツの価格は時期によって変動するため購入前に最新価格を確認して予算を調整しましょう。
Intel Core Ultra 7 265K |
| ゲームや動画編集・クリエイティブ作業・AI対応アプリなど幅広い用途に使いやすいCore Ultra 7の上位モデルです。 CPU性能と価格のバランスを重視して25~30万円前後の自作PCを組みたい方に適しています。 Amazonで「Intel Core Ultra 7 265K」の価格をチェック |
MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC |
| WQHDゲームをはじめ動画編集やAI処理などにも対応しやすいGeForce RTX 5070搭載グラフィックボードです。 Core Ultra 7 265Kと組み合わせることでゲーム性能とクリエイティブ性能のバランスを取りやすくなります。 Amazonで「GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC」の価格をチェック |
MSI MAG B860 TOMAHAWK WIFI |
| Core Ultra対応のB860マザーボードでWi-Fi機能や豊富な接続性・M.2スロットなどを備えています。 Core Ultra 7を使ったバランス型自作PCで、価格と拡張性を両立したい方におすすめです。 Amazonで「MSI MAG B860 TOMAHAWK WIFI」の価格をチェック |
Corsair VENGEANCE DDR5-6000 32GB |
| ゲーム・仕事・動画編集など幅広い用途で使いやすい32GB構成です。 16GB×2枚のデュアルチャネル構成を基本にすることでCore Ultra搭載PCのメモリ環境を整えやすくなります。 Amazonで「CORSAIR VENGEANCE DDR5 メモリ 32GB(16GB×2)」の価格をチェック |
WD_BLACK SN850X NVMe SSD 2TB |
| ゲームのインストールや動画編集・大容量データの保存にも使いやすい2TBクラスの高速NVMe SSDです。 1TBでは容量が不足しやすい方や複数のゲーム・アプリを保存したい方にもおすすめです。 Amazonで「WD_BLACK SN850X NVMe SSD 2TB」の価格をチェック |
ID-COOLING FROZN A620 PRO |
| 大型デュアルタワー型の空冷CPUクーラーでCore Ultra 7クラスのCPUを冷却するための選択肢になります。 水冷クーラーよりも構成をシンプルにしたい方にも向いています。 Amazonで「ID-COOLING FROZN A620 PRO」の価格をチェック |
Corsair RM850e 850W |
| 850Wクラスの電源ユニットでCore Ultra 7とGeForce RTX 5070を組み合わせる構成に余裕を持たせやすい容量です。 将来的なパーツ交換も考慮して電源容量を確保したい方におすすめです。 Amazonで「Corsair RM850e 850W」の価格をチェック |
NZXT H5 Flow v2 Black |
| エアフローを重視した設計のPCケースで、Core Ultra 7とGeForce RTX 5070を搭載したゲーミングPCとの相性を考えやすいモデルです。 冷却性能とデザインのバランスを重視したい方におすすめです。 Amazonで「NZXT H5 Flow v2 Black」の価格をチェック |
Core Ultra搭載自作PCに関するよくある質問(FAQ)
Core Ultra搭載自作PCを初めて組む場合、「Core Ultra 5・7・9のどれを選べばいい?」「AI処理にはGPUも必要?」「どのマザーボードを選べばいい?」など、さまざまな疑問が出てきます。
ここでは、Core Ultra搭載自作PCを組む際によくある質問について初心者にもわかりやすくお答えします。
Q1. Core Ultra 5・7・9はどれを選べばいい?
基本的には、普段使いやコスパ重視ならCore Ultra 5・ゲーム・動画編集・AIなど幅広く使うならCore Ultra 7・高負荷な作業を重視するならCore Ultra 9がおすすめです。
ただし、ゲーム用途ではCPUだけでなくGPUの性能も重要です。
Core Ultra 9に予算をかけすぎてGPUのグレードを下げるよりCore Ultra 7と高性能GPUを組み合わせたほうがゲーム用PCとしてバランスが良くなる場合があります。
そのため、CPU単体の性能ではなくPC全体の予算配分を考えて選びましょう。
Q2. Core Ultra搭載自作PCにGPUは必要?
用途によって異なります。
Web閲覧やOffice・動画視聴などの普段使いが中心で使用するCPUが必要な内蔵グラフィックスを備えている場合は、別途GPUを搭載しなくても利用できる構成があります。
一方、ゲーム・AI画像生成・生成AI・3D処理・GPUアクセラレーションを利用する動画編集などでは、GeForce RTXなどの高性能GPUを搭載するメリットが大きくなります。
特にAI処理では、NPUだけですべての処理を行えるわけではないため使用するAIソフトによってはGPU性能やVRAM容量が重要になります。
Q3. Core UltraのNPUは何に使える?
NPUは、AI処理を効率的に実行するために設計された専用プロセッサです。
対応するソフトウェアやWindowsの機能では、音声認識・背景ぼかし・ノイズ除去・画像・動画処理などAIを利用した機能の一部をNPUで処理できる場合があります。
CPUだけでAI処理を行う場合と比べ、処理内容に応じてNPUを活用できることがCore Ultraのメリットです。
ただし、すべてのAI処理がNPUに対応しているわけではありません。
生成AIやAI画像生成などではGPUが重要になるケースもあるためAI用途ではNPUとGPUをそれぞれの役割に応じて考えることが大切です。
Q4. Core Ultra搭載PCにはどのマザーボードを選べばいい?
まず、使用するCore Ultra CPUに対応したマザーボードを選ぶことが基本です。
対応するCPUソケットやチップセットを確認したうえで必要な機能や予算に合わせて選びましょう。
コストパフォーマンスを重視するならB860クラス・高性能CPUや拡張性を重視するならZ890クラスが候補になります。
また、Wi-Fi・M.2スロット・USBポート・PCIeスロット・メモリ対応容量なども確認しておくと安心です。
Q5. Core Ultra搭載自作PCのメモリは何GBがおすすめ?
幅広い用途で使用するなら32GBを基本に考えるのがおすすめです。
ゲームや仕事・普段使いなら32GBで十分なケースが多く動画編集や3DCG・AI処理などメモリを大量に使用する用途では64GB以上を検討するとよいでしょう。
ただし、必要な容量は使用するソフトや作業内容によって異なります。
最初から大容量メモリを搭載するより現在の用途に必要な容量を見極め予算とのバランスを考えて選ぶことが大切です。
Q6. Core Ultra搭載自作PCのSSDは何TBがおすすめ?
普段使いなら1TB・ゲームや動画編集をするなら2TB以上を目安にすると選びやすくなります。
ゲームはタイトルによってインストール容量が大きく動画編集では素材やプロジェクトファイルによってストレージを大量に消費するためです。
SSDは容量だけでなくPCIe規格や読み書き速度・価格・発熱なども確認しましょう。
特にPCIe 5.0対応SSDは非常に高速ですが、用途によってはPCIe 4.0対応SSDでも十分な性能を得られる場合があります。
Q7. Core Ultra 7・9には水冷CPUクーラーが必要?
必ずしも水冷である必要はありません。
CPUの性能や使用用途に適した冷却性能を確保できるのであれば高性能な空冷CPUクーラーも選択肢になります。
一方、長時間の動画編集や高負荷処理などを行う場合は、より高い冷却性能を持つCPUクーラーを検討すると安心です。
また、水冷を選ぶ場合は、ラジエーターのサイズがPCケースに対応しているかも確認してください。
重要なのは「空冷か水冷か」ではなく使用するCPUに十分な冷却性能を確保できるかどうかです。
Q8. Core Ultra搭載自作PCの電源容量はどれくらい必要?
電源容量は、CPUよりも搭載するGPUを基準に考えると選びやすくなります。
Core Ultra 5とミドルクラスGPUなら650~750W程度、Core Ultra 7と高性能GPUなら750~850W程度が一つの目安になります。
ハイエンドGPUを搭載する場合は850W以上が必要になるケースもあります。
ただし、具体的な必要容量はCPU・GPUによって異なるためGPUメーカーが推奨している電源容量を必ず確認してください。
Q9. Core UltraとRyzen AIはどちらを選ぶべき?
Core UltraとRyzen AIのどちらが優れているかは、用途や予算によって変わります。
Core UltraはIntelのCPUとして高い処理性能を備えるだけでなくNPUによるAI処理にも対応しています。
一方、AMDのRyzen AIもAI処理を支援するNPUを搭載したモデルがありAI PC向けの選択肢となっています。
ゲーム・動画編集・AI処理・価格など重視するポイントによって適したCPUは異なります。
IntelのCore UltraとAMDのRyzen AIを比較して、自分の用途に合ったCPUを選びたい方は両者の特徴や予算別構成を比較して検討するのがおすすめです。
Core Ultra搭載自作PCについてさらに詳しく知りたい方は、CPUだけでなくマザーボードやメモリ・SSD・GPUなどを含めたPC全体の構成を確認してからパーツを選びましょう。
Core Ultra搭載自作PCおすすめ構成まとめ
Core Ultra搭載自作PCを組むならまずは自分の用途と予算を明確にしたうえでCore Ultra 5・7・9から適したCPUを選ぶことが重要です。
普段使いや仕事・コストパフォーマンスを重視するならCore Ultra 5・ゲーム・動画編集・AI処理など幅広い用途で使いたいならCore Ultra 7・高負荷な動画編集や3DCGなどCPU性能を重視するならCore Ultra 9が候補になります。
また、Core UltraはAI処理を支援するNPUを搭載していることも大きな特徴です。
ただし、AI処理のすべてをNPUで行えるわけではなく生成AIやAI画像生成などではGPUの性能やVRAM容量が重要になるケースもあります。
そのため、AI用途を含めた自作PCでは、Core UltraのNPUとGeForce RTXなどの高性能GPUをそれぞれの得意分野に合わせて活用することがポイントです。
パーツ構成では、Core Ultra対応マザーボード・DDR5メモリ・M.2 NVMe SSD・CPUクーラー・電源ユニット・PCケースまで含めて互換性とバランスを確認しましょう。
予算別に考えるなら20万円前後はCore Ultra 5を中心としたコスパ重視・25万円前後はCore Ultra 5・7のバランス型、30万円前後はCore Ultra 7を中心とした高性能構成・35万円前後はCore Ultra 7・9と高性能GPUを組み合わせたハイエンド構成が基本的な考え方になります。
ただし、PCパーツの価格は時期によって変動するため実際に購入する際は各パーツの価格を確認しながら予算を調整してください。
特にゲーム用PCではGPU・動画編集ではCPU・GPU・メモリ・AI処理ではNPU・GPU・VRAMなど、用途によって重要なパーツが変わります。
「一番高性能なパーツを選ぶ」のではなく、「自分の用途に必要な性能へ予算を配分する」ことがCore Ultra搭載自作PCを失敗しないためのポイントです。
Core Ultra搭載自作PCをこれから組み立てる方は、この記事で紹介したCPUやGPU・マザーボード・メモリ・SSDなどの選び方を参考に自分に合った構成を考えてみてください。
また、IntelのCore Ultraだけでなく、AMDのRyzen AIもAI処理に対応した自作PC向けCPUとして注目されています。
Core UltraとRyzen AIの違いを比較して自分に合ったAI対応CPUを選びたい方は、Ryzen AI搭載自作PCのおすすめ構成もあわせてチェックしてみてください。

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